日立とイーヒルズ、施設の衛生管理状況を見える化する「T*Plats」を共同開発

株式会社日立製作所(以下、日立)とイーヒルズ株式会社(以下、イーヒルズ)は、施設の衛生管理状況を見える化するサービス「T*Plats」を共同開発し、2022年8月3日より、日立の新サービスとして提供を開始する。

「T*Plats」は、イーヒルズが提供する、LoRa方式ネットワーク対応のIoTセンサを施設に設置することで、大気中の二酸化炭素濃度や温湿度などを、独自のアルゴリズムにより測定する。

日立とイーヒルズ、施設の衛生管理状況を見える化する「T*Plats」を共同開発
環境測定用IoTセンサ

特に、換気度合いなど目視だけでは適切に行われているか判断できない要素は、データ分析により、リアルタイムでの把握が可能だ。2021年に実施された実証実験では、冬場の暖房を最大50%削減できることが確認されている。

IoTセンサから得た測定データはリアルタイムで分析され、衛生管理状況の結果を提供すると共に、予め設定した基準値に反応し、SNSやメールで衛生管理状況を施設管理者に通知する。

また、蓄積したデータを分析し、月次レポートを発行することができ、レポートをもとに衛生管理の改善に役立てることが可能だ。

さらに希望者は、お店や施設の衛生管理状況を表示する、エンドユーザ向けの「T*Plats」公式ホームページにて、リアルタイムに公開することが可能だ。

日立とイーヒルズ、施設の衛生管理状況を見える化する「T*Plats」を共同開発
「T*Plats」上で見える化するデータ例(公式ホームページ上で公開される画面イメージ)

これにより事業者は、衛生管理情報を提供することで集客効果が期待され、エンドユーザにとっては、店舗の衛生管理状況をリアルタイムで確認することができる。

今後、日立とイーヒルズは、飲食チェーンや不動産デベロッパー、自治体、教育機関などの様々な業種に展開し、商業施設やオフィス、公共施設など、幅広い施設での「T*Plats」の導入・普及を目指す。

また、デジタルサイネージと連携し、店頭でも衛生管理状況をリアルタイムで見ることができる機能の提供や、他のデータと組み合わせた新たな活用方法の提案を行うとしている。

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