NTT Com、LiLzのAI映像解析サービスと連携してアナログメータ目視点検を自動化するソリューションを提供

製造設備の稼働状況把握や保守メンテナンスに利用する計器は、現在でも多くのアナログメーターが用いられており、現場担当者が目視により記録する点検作業は、大きな負担となっている。

そうした中、NTTコミュニケーションズ株式会社（以下、NTT Com）は、製造設備のアナログメータに対する目視点検作業を自動化し、担当者の点検作業に関わる負荷軽減を実現するソリューションを、2022年10月26日より提供開始する。

このソリューションは、NTT Comのクラウド録画カメラサービス「coomonita（コーモニタ）」と、LiLz株式会社（以下、LiLz）の AI映像解析サービス「LiLz Gauge（リルズゲージ）」をAPI連携することで実現している。

電源がある場所では、アナログメータを撮影できる位置に設置した「coomonita」カメラから、HD画質の映像を常時取得し、クラウドに蓄積する。

電源がない場所では、超低消費電力の充電式カメラ「LiLz Cam」を使用することで映像を取得することが可能だ。

「coomonita」で取得したアナログメータの画像データを、APIを経由してLiLzが提供する「LiLz Gauge」によりデジタルデータに変換することで、検針結果をクラウドを通じて確認することができる。

これにより、点検作業の負荷を軽減すると共に、高所や可燃性ガスが存在する可能性がある場所など、危険エリアにあるメータの点検作業での活用も期待されている。

また、あらかじめ定めた閾値を超えた場合にアラートを発出するため、異常時の対処が可能。過去のデータとの比較分析により、製造設備の稼働状況について傾向的な変化も把握することができる。

IoTNEWS編集部

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