シスコとunerry、店舗・公共施設のデジタル化とデータ利活用推進へ向け連携

シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)と株式会社unerryは、店舗や公共施設におけるデジタル化とデータ利活用推進に向けて、プロダクト連携したことを発表した。

シスコは、クラウド管理型ネットワークソリューション「Cisco Meraki MR」を提供しており、無線LANやネットワーク機器各種の管理機能に加え、ビーコンの機能を有している。

ビーコンとは、「Bluetooth Low Energy(BLE:低電力消費・低コストのBluetooth規格)」を利用した位置計測の技術だ。発信された電波がスマートフォンアプリと反応することで、アプリユーザがその場に来訪したことを検知できるため、来店計測や情報配信などに用いられる。

unerryは、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を提供しており、提携する約120のスマートフォンアプリを通じた1.1億IDの人流データを蓄積している。この人流データをAI解析することで、様々な場所の混雑状況や来訪者の属性・行動解析が可能だ。

なおこのリアルタイムの人流データは、Beacon Bankに登録されている210万箇所のビーコンとの反応やGPSなどの位置情報技術により取得されており、特定の個人を識別することができない個人関連情報だ。

そして今回、「Cisco Meraki MR」のビーコン機能(以下、Merakiビーコン)と「Beacon Bank」が連携することで、Merakiビーコンによる来訪計測が強化されるとともに、unerryの人流ビッグデータと掛け合わせた分析可視化の高度化や、unerryの提供する各種マーケティングサービスとの連携が実現した。

これにより、「Cisco Meraki MR」が設置された店舗に来店したショッパーについて、属性や来店頻度の見える化だけでなく、店外行動としてどのような業種、業態の店舗を利用する傾向があるかといった分析が可能になる。

また、休眠顧客や競合来訪傾向が強い客層に対するデジタル集客広告の配信・来店効果計測も可能だ。

加えて、unerryはシスコが2022年7月に創設した「エコシステム パートナー プログラム」に参画したことを発表している。

「エコシステム パートナー プログラム」は、様々な分野のパートナー企業を対象としたもので、unerryは特に流通業におけるソリューションを提供するパートナーとして参画する。

今後2社は、協業して連携ソリューションの高度化とサービス導入を推進していくとしている。