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タレンタ、ウェブ面接プラットフォームHireVueによるAI人材の採用面接に関する導入事例を公開

タレンタ株式会社は、ウェブ面接プラットフォーム「HireVue(ハイアービュー)」(注) による人工知能(AI)技術者の採用に関する導入事例を公開した。

HireVueは米国IBM Watson研究所におけるAI技術者の採用に全面導入され、面接の効率化、コスト削減、スピードアップ、選考の質の向上に貢献している。

タレンタは、IBM、Apple、amazonなど世界中の著名企業600社で利用されているウェブ面接プラットフォーム「HireVue(ハイアービュー)」が、人工知能(AI)技術者の面接の効率化、コスト削減、スピード向上、選考の質の向上に貢献した事例として、米国IBM ワトソン研究所におけるHireVueの導入事例を翻訳しタレンタのウェブサイトで公開した。

 

IBMワトソン研究所のHireVue導入経緯

・IBMワトソン研究所では、人工知能Watsonを最速のスピードで開発するために、世界最高のAI人材の頭脳集団を必要としていた。AIチームに欠員が出た場合、それを補填する優秀なAI人材を一週間以内に採用できるのか、一ヶ月以上掛かるのかは製品供給の遅れに直結する。しかし高度な技術マインドを持ったAI人材を見つけ出すことは容易ではなく、見つかったとしてもすぐに他社に取られてしまう。

・そこでIBMワトソン研究所では最高のAI人材を確保するために、これまでと全く違う採用プロセスにチャレンジすることにした。世界中の優秀なAI人材を人工知能Watsonの開発に惹きつけてエンゲージメントを高めるためには、候補者一人ひとりのストーリーにじっくり耳を傾けることが重要だと考えた。そこでIBMは履歴書だけではわからない候補者の潜在的な能力やパーソナリティーを十分に表現してもらうため、HireVueのウェブ面接プラットフォームによる新たな採用手法を導入した。

・IBMはHireVueの録画面接機能、ライブ面接機能、プログラミング能力チェック機能等をフルに活用し、4,000人の候補者から75人の最終面接候補者を絞り込むプロセスをすべてHireVueで実施。そして最後に絞り込まれた75人をニューヨークのワトソン研究所に招待し最終面接を行い、そのうち94%の候補者に採用のオファーを出した。

タレンタ、ウェブ面接プラットフォームHireVueによるAI人材の採用面接に関する導入事例を公開

 

HireVue導入理由

・「早く」:面接の効率化、面接結果の集計・比較の効率化により、採用のスピードアップが実現できること。
・「安く」:遠隔地在住の候補者にとって交通費等の負担がなく、採用コストの削減が実現できること。
・「確実に」:質問や評価の標準化により面接官のバラつきを排し、選考の質の向上が実現できること。
・「世界標準」:世界の著名企業600社(IBM、Apple、amazon、GM、GEなど)が導入しているスタンダードな製品であること。

 

今後の展望

人工知能(AI)の技術開発を担う人材が世界的に不足している中、日本においてもAI人材の争奪戦が激化している。優秀なAIチームを素早く編成するためには、面接の効率化、コスト削減、スピードアップ、そして選考の質の向上を図ることが喫緊の課題だ。

世界の潮流から、今後は日本においても企業の採用面接、社内FA制などの選抜面接、大学・大学院の入試面接などあらゆる面接シーンにおいて動画によるウェブ面接の利用が拡大することが予想される。

 

(注) HireVue(ハイアービュー)

HireVueは、米国HireVue Inc.が提供し、タレンタが日本市場で販売するクラウド型ウェブ面接プラットフォーム。世界中の著名企業600社で利用されている。

録画及びライブ面接機能を備え、候補者はPC又はスマートフォンから時間と距離に縛られずウェブ面接に参加できる。また採用担当者はPC又はスマートフォン上で候補者を簡単に比較・評価し、ランキング付けができる。

HireVueの効果は単に時間と距離に縛られないという利便性だけではない。候補者は履歴書だけでは伝えきれない自分自身の仕事に対する想いや熱意を動画を通じて伝えることができ、また採用担当者は面接の効率化、コストの削減、スピードアップに加えて、選考の質を向上させることができる。

2015年には新機能として予測分析機能(Insight)をリリースし、人工知能により自社の企業風土にマッチする可能性の高い候補者を選定できるようになった。

 

【関連リンク】
ハイアービュー(HireVue)
タレンタ(TalentA)
アイビーエム(IBM)
アップル(Apple)
アマゾン(Amazon)

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