GEとマイクロソフト、PredixをAzure上で利用できるよう提携

GEとマイクロソフトは、両社のパートナーシップにより、産業分野の顧客向けにGEの「インダストリアル・インターネット」向けプラットフォーム「Predix」をMicrosoft Azureクラウド上で提供していくことを発表した。この取り組みは両社の広範な戦略的提携の最初のステップであり、世界中の顧客が自社の産業資産の有用な情報を獲得し、マイクロソフトのエンタープライズ向けクラウドアプリケーションを活用できるようにするものだという。

ガートナーによれば、今年、インターネットに接続されるモノの数は64億と推定され、2020年にはその数は200億にまで増大すると予測されている(注1)。これはのデジタルトランスフォーメーションを進める企業にとって大きな機会になる。さまざまな企業が産業機械をエッジからクラウドに接続することを目指す中で、PredixをAzure上で稼働することは、顧客が産業機械のデータの力とインテリジェンスのシステムを安全に活用していく上での選択肢と柔軟性を拡大する。世界中の企業が制御技術と情報技術の間のギャップを埋め、産業用IoT (Industrial IoT) を構築可能になる。

産業の情報化の進展に伴い、新たなデジタルソリューションや洞察力、効率性向上を提供する機会がさらに高いレベルのサービスへの需要を増加させている。GEのPredixプラットフォームは、既に産業向けアプリケーションの迅速な構築、安全な展開、そして効率的な運用面で顧客を支援している。PredixをAzure上で稼働することは、顧客が自然言語処理、人工知能、先進的なデータの可視化、エンタープライズアプリケーションの統合などの付加機能にアクセス可能になることを意味する。

AzureはPredixの顧客に大規模なクラウド、それに伴うデータ管理、ハイブリッド機能、先進的な開発サービスとデータサービスを提供することで、産業用IoTのエコシステム全体の成長をサポートする。さらに、GEとマイクロソフトは、産業データをビジネスプロセスやアナリティクスと結び付けるために、PredixをAzure IoT SuiteとCortana Intelligence Suiteと、さらには、Office 365、Dynamics 365、Power BIなどのマイクロソフトのビジネスアプリケーションと統合する計画だという。

開発者向けプレビュー版は2016年末にリリースされる予定。Azure版Predixの商用版は、2017年の第2四半期までに提供される予定。マイクロソフトとGEのパートナーシップに関する追加情報は、7月25日から27日にラスベガスで開催される「Predix Transform」、および11月15日から16日にサンフランシスコで開催される「Minds + Machines」でも提供される。

(注1)ガートナーのプレスリリースに基づく。同社は、64億個の接続された「モノ」が2016年に使用されると述べています(2015年から30%増)。(2015年11月)

【関連リンク】
GE(General Electric)
マイクロソフト(Microsoft)
ガートナー(Gartner)

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