22万枚の写真投稿!Googleの人工知能画像加工サイトDeep Dream。世界中のPCを繋ぎ人工知能マシンに変える、人工知能グリッドネットワーク計画を始動。

ヴァーチャルリアリティ関連技術の研究開発を行うオズミックコーポレーション株式会社Psychic VR Labと人工知能アルゴリズムの事業化を行う株式会社イントロンワークスが共同でサービスを開始し、Googleの人工知能アルゴリズムを用いた画像加工サイトDeep Dream Web Interfaceにサービス開始一週間で約22万枚の写真が投稿された。

大量の投稿画像を処理するため、人工知能グリッドネットワークシステム開発を行い同サイト利用者へ配布を開始した。配布開始後8時間で同サービスの人工知能処理能力が倍増し、同サービスは現在400以上のCPUコアを用いて稼働中である。

Deep Dream Web InterfaceはGoogleの開発した人工知能アルゴリズムDeep Dreamをウェブ上で誰でも簡単に利用できるようにしたもので、利用者がアップロードした写真の中にある特徴が解析され事前に学習してある似た画像と置き変えられ悪夢のような画像が生成されるとして世界中で話題になっている。全体のアクセスの93%は日本国外からのアクセスである。

当初の予想をはるかに凌ぐ数の画像が投稿されたためサーバースペックの強化及びコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)の利用を行い全世界50ヶ所以上のキャッシュサーバーから画像を配信するなどシステムの増強を行い、世界中の利用者へサービスの提供を継続している。

人工知能画像加工処理に用いる深層学習(ディープラーニング)アルゴリズムはマシン負荷が非常に高く1枚の写真の加工に10分以上の時間を要する。当初数台のマシンを用いていたが処理が追いつかず、クラウド上に200以上のCPUを用意し分散処理する方式に切り替えたが、それでもなお大量の画像が処理待ち状態にあり新しく画像をアップロードしてから処理完了まで数日を要する状況が続いていた。

オズミックコーポレーションPsychic VR Labとイントロンワークスでは、人工知能による大量の画像処理に必要なコンピューターリソースを補うため、人工知能グリッドネットワークシステムを開発し、同サイトの利用者に参加の呼びかけた。利用者は自分のPCにシステムをインストールことで自身のアップロードした写真の加工処理を優先して行えるとともに、利用者自身のPCのコンピューターリソースの一部を他の利用者の画像加工にも利用する。

人工知能グリッドネットワークシステム配布開始後8時間で92台・計228CPUコアのPCがネットワークに参加し事前に用意していた処理スペックを上回った。現在同サービスは400以上のCPUコアを用いて稼働している。グリッドネットワーク参加PCは現在も増加しており世界最大の人工知能グリッドネットワーク構築を目指す。

両社では今後構築した人工知能グリッドネットワークを人工知能研究者へ提供することを検討している。

Deep Dream Web Interface
http://psychic-vr-lab.com/deepdream/

Deep Dream ツイッターBot
https://twitter.com/DeepdreamBot

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