東レ、生体センサーを利用した「hitoe® 作業者みまもりサービス」を提供開始

東レ株式会社は、ウェア型の生体センサーを利用した「hitoe® 作業者みまもりサービス」の提供を開始した。「hitoe® 作業者みまもりサービス」は、企業・団体が従業員の体調管理、安全確保を効率的に行うことを目的としたもので、同社と日本電信電話株式会社(以下、NTT)が開発した生体情報の連続計測を可能とする機能素材hitoe®と、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)が提供するクラウドシステムを組み合わせた、IoTを活用した安全管理システムだ。

同サービスでは、作業者の心拍数や加速度等を計測することで、①心拍数、②熱への暴露度合い(高温環境下での身体への負荷)、③作業強度(心拍数上昇による身体への負荷)、④心理的安定度(リラックスしているか)、⑤転倒有無(姿勢、傾き)、⑥消費エネルギー、⑦位置情報の7目を測定および推定し、その情報を可視化して提供する。

作業者本人や作業現場の管理者、管理センターなどは、スマートフォンやタブレット端末、パソコン等を通じてリアルタイムに状況を確認することができ、平常時と異なる状況が発生した際には、アラート通知機能によって注意喚起されるため、早期対策を講じることが可能となる。

同サービスに含まれるものは、Ⅰ.ウェア型の生体センサーを利用した心拍数等の取得、Ⅱ.取得データ(上記7項目)の可視化(クラウドシステムを活用)、Ⅲ.その可視化項目で危険が推定された場合のアラートの発信。サービス利用料は月額4,000円/人(参考価格)でスマートフォン用のアプリケーションが含まれる。また、導入時には「hitoe® 作業者みまもり用ウェア」(参考価格:税込10,800円/枚)、データ転送用の「hitoe トランスミッター01」(参考価格:税込10,800円/個)を別途購入の必要がある。なお、情報を表示するためのスマートフォンやタブレット端末は顧客の用意となる。

東レは2015年春からNTTグループと協働で同サービスの検討を開始し、建設業、輸送業、製造業など複数の現場において実証実験を進めてきた。暑さ対策や夜間等のひとり作業時の安全管理を主眼として、着用快適性に優れたウェアの開発に取り組むと共に、データの取得・解析を重ね、精度高く、有用性に優れたシステム構築に取り組み、今回のサービス開始に至った。

なお、東レグループでは2016年4月下旬から、東レ名古屋事業場、愛媛工場、岡崎工場、土浦工場、石川工場、および関係会社の東レ・テキスタイル、東レコーテックスで同サービスの導入を開始しており、生産現場などで働く従業員の体調管理、安全確保に役立てているという。

【関連リンク】
東レ(TORAY)
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NTTコミュニケーションズ(NTT Communications)
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