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ソネット、在宅ケア連携支援システム『bmic‐ZR』、バイタルデータの測定値履歴表示画面などの新機能を追加

ソネット株式会社は、法人向け事業「So-net for Biz」で展開する、在宅ケア連携支援システム『bmic‐ZR(ビーミック ゼットアール)』において、業務の効率化につながる機能の追加を、7月14日に実施した。

『bmic‐ZR』は、地域包括ケアシステムにおいて、主に在宅ケアに関わる医療従事者や介護従事者などの多職種(ケアチーム)の連携を支援し、在宅ケアの業務効率化と質の向上を図るSaaS型(*1)ソリューションサービス。

『bmic-ZR』は2014年9月にスタートし、本年4月から本格的な提供を行っている。今回の機能追加は、サービス開始前から医療・介護の現場と共に行ってきた課題分析や意見交換を反映したものだ。

 

■機能追加の概要

1.バイタルデータの測定値履歴表示画面
「バイタルデータ」(血圧、脈拍、体温、SpO2、血糖値)の測定値をひとつの画面で可視化(グラフ表示)し、さらにコメントを入力できる機能を追加した。これにより、各データの関連性などを時系列で把握することができる。

ソネット、在宅ケア連携支援システム『bmic‐ZR』、バイタルデータの測定値履歴表示画面などの新機能を追加

2.「申し送り」事項
在宅医療では、医療・介護に関わる多くの職種のメンバーがスムーズに情報共有をすることが非常に重要となる。その情報伝達手段である「申し送り」の運用を円滑に行うため、以下の機能を追加した。
・申し送り印刷画面でのソート条件(患者名、日時順など)を追加
・申し送り画面への「記入者」情報の詳細(記入者名、所属施設名、職種)を表示
これにより、多くの診療・介護対象者の情報を時系列や職種など、様々な角度からの共有が可能となり、現場の負担を軽減する。

3.「処置」や「連絡」事項
変わりゆく医療・介護現場での新しい連携の流れに合わせて、在宅診療と訪問看護時の処置や連絡事項に関する機能を改善した。
・連絡作成画面において画像以外のファイル添付を可能に(Androidアプリ)
・処置入力画面の配置を変更(Androidアプリ)
これにより、迅速な入力作業が実現でき、幅広い情報伝達や共有が可能になった。

※『bmic-ZR』に関する機能の詳細は下記を参照。
http://www.bit-drive.ne.jp/medical/

◆参考:『bmic-ZR』紹介動画
在宅療養支援診療所において、実際に『bmic‐ZR』を利用頂いた感想や、開発スタッフの声。

https://www.youtube.com/watch?v=do8G3gnwZYE

 

今後もソネットでは、『bmic‐ZR』において、地域包括ケアネットワークでの運用を継続し、利便性向上を目的とした機能拡張に努めるほか、在宅ケア領域の各種ソリューションとの連携など、さらなるサービスの充実を図っていく。

 

【『bmic‐ZR』概要】

■利用料金(※診療所単体加入の場合/ともに税抜価格)

○初期費用:15,000円~/月額費用:5,000円~
※別途、利用者ログイン用のICカードが必要。

 

■在宅ケアの連携に関わる対象職種・施設

○ 職種: 医師、歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネージャー、介護士、リハビリ職員など
○ 施設: 在宅療養支援診療所、歯科医院、訪問看護ステーション、薬局、特養ホームなど

 

■機能

1. 【記録機能】「在宅ケア業務支援アプリケーション」
以下のデータをクラウド上のサーバーへ送信、記録する。
・訪問診療や訪問看護時に在宅患者の状態を示し、在宅ケア記録に必要なバイタルデータ(血圧、脈拍、体温、SpO2、血糖値)を、各端末(タブレット・スマートフォン)よりNFC(*2)を介し、測定日時と併せて自動的に取得
・カメラで撮影した画像の取得、及びプレビュー
・処置記録、医師のコメントなど文字データの記録

◇対象機器(通信機能付きバイタルサイン測定機器シリーズ「HRジョイント®」)
体温計、血圧計、血糖測定器、パルスオキシメータ(血中酸素飽和度〔SpO2〕計)など

2. 【共有機能】「多職種連携ビューワー」
以下の情報を共有することにより、地域包括ケアにおける多職種間コミュニケーションを充実し、効率的かつ質の高いケアを実現する。
・多職種連携間での対応依頼・指示、連絡事項の共有
・在宅ケア記録の共有、測定値履歴の表示、各種添付ファイルの共有のほか、メッセージ、メモを対象患者ごとに時系列で閲覧が可能
・カルテには記載されない、家族の日常生活やケア関係者の関連図など、在宅ケアに必要な基本情報を共有
・包括ケアアクター間の申し送りに関する業務のサポート

 

■ 『bmic‐ZR』ソリューション概要図

ソネット、在宅ケア連携支援システム『bmic‐ZR』、バイタルデータの測定値履歴表示画面などの新機能を追加

 

*1 SaaS(Software as a Service) 通信ネットワークなどを経由し、利用者が必要な機能を必要な分だけ、サービスとして利用できる形態としたソフトウェア(本サービスでは、月額課金型にて提供)
*2 NFC (Near Field Communication) 十数センチの距離での小電力無線通信技術

 

※ 画面は開発中のものであり、実際の画面と異なる場合がある。

 

So-net for Bizとは

ソネットは、これまでインターネットサービスプロバイダー(ISP)で培ったノウハウを活かし、SOHO小規模企業向け法人回線の提供と、大規模企業に向けたインテグレーションを軸に事業を展開してきた。

2014年には「bit-drive」を加え、法人向け事業の総称を「So-net for Biz」とし、更なる事業強化を図っていく。

今後は、ネットワークやシステムの構築、クラウド環境の提供、マネージドサービスによるワンストップ対応など、法人顧客の幅広いニーズに対応し、高い付加価値を提供していく。

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