マイクロソフト、モバイルデバイス研究開発センター(フィンランド)を閉鎖

マイクロソフトは水曜日、フィンランドでの2300人の人員削減と、サロ市のモバイルデバイス研究開発センターの閉鎖を計画していることを発表した。

同センターはかつて、携帯電話の研究開発と製造における世界の中心拠点と見なされていた。今回の決定は、一世紀の長きにわたり無線通信開発の歴史を懸命に築いてきたサロ市にとって、大きな転機となる。同市では、テレビ受像機からノキアの携帯電話やマイクロソフトのスマートデバイスに至るまで、無線通信機器の開発と製造が行われてきた。

サロ市がフィンランド政府とマイクロソフトに対して、マイクロソフト専門技術者の再雇用のための方策を用意してもらえるよう交渉した結果、政府はサロ市と解雇される従業員への援助を確約した。サロ市を訪れたフィンランド首相は、今回の事態を憂慮していると述べ、支援を表明した。またマイクロソフトも支援プログラムの立ち上げを計画済みだ。サロ市は新しい可能性を探る上で積極的な役割を担っていくとしている。

– 教育、起業、再雇用のてはずを整えます。経験を積んで素晴らしい働きをする研究開発チームは、どのような会社にでも即雇用される準備ができています――とサロ市のAntti Rantakokko市長は確約している。

携帯電話の研究開発という分野でサロ市が擁する世界クラスの人材は、製品の概念化、ハードウエア/ソフトウエア設計、メカニクスデザイン、組み立てと試験、プロジェクト管理、製造、ITシステム設計などの領域で独自のノウハウを持っており、さまざまな異業種で活躍できる。

これらの業種は例えば、家庭用電化製品、スマート交通・自動車業界、医療技術、モノのインターネット、また機械工業や海洋情報通信技術などのより従来型の業界のデジタル化などだ。こうしたノウハウは、世界的な関心を引くに違いない、としている。

– 私たちには、世界的な大企業と交渉してきた経験があり、またサロでの事業立ち上げに興味のある企業には高評価の誘致サービスを提供します――とRantakokko市長は述べている。

– 今回のニュースは深刻な影響を与えるものですが、無線通信事業で長い歴史を持つサロには明るい未来が待っていると確信しており、サロでどの企業も切望するような専門技術を獲得して、次の成功を生む新しい企業が出てくるでしょう――とRantakokko市長は語っている。

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