米KUKA、IMTS 2016 にて産業用ロボットのライブデモンストレーションを実施

9月12日から17日の6日間、アメリカ・シカゴで工作機械見本市、International Manufacturing Technology Show(IMTS 2016)が開催された。

米KUKA(以下KUKA)のブースに展示された産業用ロボットにはIndustry 4.0、IoT(Internet of Things)を実現するための機能が数多く搭載されており、金属3Dプリント、3D計測検査、ロボット同士の協働、安全作業、視覚制御、クラウドを利用したモニタリングとCNCによる操作、さらにKUKA独自のSTEM教育プログラム、KUKA KOREの展示が行われた。

Midwest Engineeringによる金属3D積層プリントのデモンストレーション

KUKA Roboticsの公式パートナーであるMidwest Engineeringは金属3D積層プリントによるソリューションをより良いものにしていくためにいくつかの企業とパートナー関係にある。

一般的に工業で使われる金属3Dプリントは堆積層などの構成要素が入力された3Dデータデザインデータを使用する。今回のデモンストレーションでは製品の制作、金属切断プログラムの準備、ロボットに指示を与えるためのプログラムへの変換、レーザー溶接、レーザーの動かし方、ワイヤー溶接や悪条件下での3Dプリントが行われた。

FARO®のCobalt Imager

Cobalt Imagerは基盤での演算処理を行うため、検査範囲の拡大や、外観検査を自動で行うといった様々な用途に対応ができる。外観検査の合格、不合格をリアルタイムにディスプレイで見ることができ、さらに不合格だった箇所が色分けされた画像をその場で確認することが可能だ。

協働ロボット

KUKAは人間とロボットが協働するためのアプリケーションと旧式のロボットに補助的なセーフティテクノロジーを導入することで協働可能にする技術の開発を行っている。

シーメンスのRun MyRobot

型番KR 6 R700にシーメンスのRun MyRobotを導入したものの展示を行いCNCとロボットの連携デモンストレーションとKUKAのロボットを使うことで、広いマシニングエリアにおいて効率よく機械を動かすソリューションのデモンストレーションが行われた。

KUKA connect

KUKA connectとはKUKAのロボットをクラウドに繋ぐための新しいソフトウェアプラットフォームである。KUKA connectを使うことで、顧客は簡単にデバイスの状態にアクセスし分析することが出来る。国際標準に合わせた公開規格にて作られているため、安全にクラウドコンピューティングやビッグデータの分析を行うことが可能であり、見やすく可視化された情報を得ることが出来る。

KUKA connectは会員制のプラットフォームになっており、ソフトウェアのインストールなしで新しい機能を利用することが出来る。最新のウェブ・モバイル技術を活用することで、快適なユーザーインターフェイスを提供しており、作業手順などをシームレスに複数のロボットのデータと共に表示する。

KUKA KOREによるロボット教育

KUKAは科学・技術・工学・数学(STEM)の教育支援のためにKUKA KOREをデザインしており、基本的なロボットプログラミング、操作方法、ハードウェアについて学び、実践する機会を得られるようになっている。

KR CybertechとKR 3 AGILUSのスペック

KR Cybertech nanoシリーズは将来的には最大22kgの可搬量を目指している。現在の可搬量6,8,10kgのシリーズはアーク溶接の機能を備えており中空構造のアームによって無限回転かつ動作の正確性を実現している。

KR 3 AGILUSは小さい物を対象として作られており、最大で600×600mmという限られた範囲で最大限のパフォーマンスが出せる設計となっている。さらにKR3 AGILUSはこのクラスの中では動作が早く、小さな部品を組み立てたり、つかんだり、ねじ締めを行ったりといった動作を得意としている。

【関連リンク】
クーカ(KUKA)

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