アイマトリックス、独自のAI/ディープラーニング技術を用いたセキュリティーサービスを提供開始

アイマトリックス株式会社はAI(人工知能)/ディープラーニング(深層学習)の技術を用い、ゼロデイ攻撃やスパイウェア・ランサムウェアなどのマルウェア等の脅威を防御する技術、「Lacysa」 AIフレームワークを開発、現行のサービスシステムと統合し国内約4000万アカウントのEメールシステムユーザーに漸次サービスの提供を開始する。

アイマトリックスは過去10年以上にもわたり、情報セキュリティー分野における技術の研究開発、特にビッグデータの解析技術の多様化や深化を行ってきた。アイマトリックスが蓄積したビッグデータの処理と解析技術は、一般的に情報(データ)量が多いほど高精度の解析結果をもたらすディープラーニングにおいても基盤技術やノウハウとして有効であり、アイマトリックスでは当初よりそれらとAIを用いたマルウェア対策の実用化を視野に研究を重ねてきた。

日本各地に展開するクラウドセンターにおいて、ネットワーク上のデータを収集、最適最少数にスクリーニングしたデータに対してディープラーニングを実行し、この学習結果により、マルウェア、特にゼロデイ攻撃を検出する「Lacysa」 AIフレームワークの開発に成功した。

同技術は、コンピュータの通信時のやり取りであるプロトコルに特化した独自のAI技術(特許出願)であり、スパイウェアやランサムウェアなどのマルウェアの種類に依存せず、今後発生する新しい脅威に対しても効果を発揮し続けるという。また、SMTPやHTTPなど多くのプロトコルに応用可能であり、今後、インターネット環境における包括的な監視システムとして開発を行っていく予定だという。

リリース予定:2016年度
対象製品:マトリックスゲート※(予定)

※マトリックスゲート:
マトリックスゲートは、アイマトリックスが従来から販売を行っていたEmailセキュリティー製品(マトリックススキャン)に、独自開発の「メール無害化機能」や「Webセキュリティー機能」を追加した統合型マルウェア・標的型攻撃対策製品。
マイナンバー制度の施行や日本年金機構における個人情報流出事件を受け、総務省では自治体情報セキュリティー対策検討チームを立ち上げ、新たな自治体情報セキュリティー対策の抜本的強化に関するガイドライン「自治体情報システム強靱性向上モデル」が示された。アイマトリックスでは、このガイドラインにおいてメールシステムに必要とされるマルウェア・標的型攻撃への対応策として、「メール無害化機能」を独自開発、メール・Web関連等において行われる個人情報等の入出力管理機能とともにマトリックスゲートに搭載。近々では特に自治体向けに出荷台数を増やしている。

【関連リンク】
アイマトリックス(imatrix)
マトリックスゲート(matrixgate)

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