ボッシュ株式会社は、日本国内での自動運転の開発を加速させるために、開発を進めている自動運転用のテスト車両を初公開した。また今後、自動運転などのシステム開発力を強化するために、既存の組織の枠を超えて開発に取り組む新組織、システム開発部門を日本国内に設立したと発表した。
ボッシュは、現在ドイツ、アメリカ、日本の3拠点で自動運転の開発を行っている。ボッシュは、自動運転によって、より安全で効率的な交通を実現したいと考えており、ドイツ、アメリカにおける開発では、すでに複数のテスト車両が10,000km以上を問題なく走行している。そして今回、ボッシュの自動運転開発に日本国内で開発された新たなテスト車両が加わった。
このテスト車両は、高速道路においてドライバーの監視がない状態で車両が自動で走行するハイウェイパイロットの実現に向けて開発されている。日本では、2015年10月より公道での走行試験を開始し、ハイウェイパイロットの発展に取り組んでおり、日本における開発には、左側通行や日本独特の複雑な交通状況から得られる自動運転のための貴重な洞察が期待されているという。
日本国内で開発された自動運転車
ボッシュは、これまで各製品の性能向上に取り組んでおり、今後も、そのアプローチの重要性は変わらないという。しかし同時に、自動運転のような先進技術を実現するためには、各製品の連携を考慮したシステム開発が重要であるとボッシュは考えている。こうした背景により、ボッシュはシステム開発に特化した新組織、システム開発部門を日本国内に設立した。
システム開発部門は、現在60名以上の様々な知識や経験を持ったエンジニアで構成されており、これらのエンジニアは製品ごとに存在する既存の組織の枠組みを超えたひとつのユニットとして、システム開発に取り組むことが可能になるという。システム開発部門の新設により、ボッシュは日本の自動車メーカーに対して、より広範な開発のサポートを提供し、より良いパートナーとなることを目指している。
【関連リンク】
・ボッシュ(Bosch)
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