2015年7月28日、ぷらっとホーム株式会社は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の導入に必要なものがすべて含まれたパッケージ製品、『IoT クラウドベーシックセット』を発表した。
本製品はIoTの導入に必要となる下記5つの製品・サービスがワンパッケージになっており、顧客はIoTの導入をすぐに開始する事ができる。
1.センサー
モノや空間の状態をデータ化するセンサー
2.IoTゲートウェイ
センサーとサーバーを中継するゲートウェイ
3.クラウドサービス
データを受信する為のクラウドサービス
4.ユーザー可視化アプリケーション
センサーを可視化するユーザアプリケーション
5.通信回線※
サーバーへデータを送信する為の通信回線
※通信回線は株式会社NTTドコモと契約する必要がある
『IoTクラウドベーシックセット』について
企業の顧客がIoT導入にあたっては本業に精通しているがゆえに、IoTを導入した場合の効果は推測できるものの、実際にIoTシステムを導入してその課題の解決に取り組むためには、本業業務とまったくことなるITのスキルが必要となるため、本業とはことなる様々な課題が発生する。
「実際に課題解決を行いたいがどのように着手すればいかわからない」、また「実業務は理解しているが、IoT導入に必要なIT技術や製品に関して必ずしも精通していない」など、IoTプロジェクトを実際にスタートさせるにあたっては様々なハードルがある。
●低コスト・短期での導入が可能
本製品は、エンタープライズレベルで使用可能な製品であるにもかかわらず、最初からパッケージされていることにより、お客様はIoTに必要なシステム開発や投資費用をきわめて安くかつ、短期間でIoTを導入する事が可能となる。
●システムの独自拡張や変更・拡大が自由に可能
また、利用可能なセンサーや、アプリケーションなどはそれぞれ独立しており、実運用や実システムにあわせて様々な個別の変更やカスタマイズが実施できる。このため、まず実験導入したあと、さらに多様なセンサーを追加したり、また、アプリケーションを独自に開発したりなどが、自由にできる。また、クラウドシステムを使用した導入後のスケールアウトも容易に実現が可能。
●トライアンドエラーによる実証やシステムの改良が可能
本システムではアプリケーションやデータのフォーマットをまず実験導入したあと、さらに多様なセンサーを追加したり、また、アプリケーションを独自に追加する事も可能。
『IoTクラウドベーシックセット』構成製品
■センサー
2種センサー内蔵型ビーコン× 2
温度センサー、加速度センサーが内蔵されたセンサービーコン。温度の計測や、センサーの加速度などが計測可能。またビーコン機能も内蔵しており、位置情報管理などにも利用可能。
■IoTゲートウェイ
OpenBlocks IoT BX1 × 1
センサーなどのIoTデバイスからデータを受け取り、クラウドサーバーへデータを送信する為のゲートウェイ装置。手のひらにのる極小サイズで設置場所に困らず、3G・Wi-Fi通信やBluetoothなどの無線通信モジュールを内蔵しており、クラウドサーバーとの通信を容易に実現。
■クラウドサーバー
Amazon EC2 (利用可能期間:3ヶ月間~)
センサーのデータ受信や蓄積などを行うためのクラウドサーバー。また、センサーとアプリケーション間のデータ交換を行うIoTプラットフォームソフトウェア『PD Exchange』も含まれており、パッケージに含まれるアプリケーション以外のアプリケーション開発も自由かつ容易に行う事が可能。
■分析アプリ
PD View Lite
当パッケージに含まれている温度センサーや加速度センサーを可視化するアプリケーションで、データの変化を時系列でグラフ表示させ、閲覧する事が可能となる。
■通信回線※
NTTドコモ 3G通信用SIM × 1
ゲートウェイからセンサーデータをクラウドへ送信する為の通信用SIM。日本全国をカバーするNTTドコモの「FOMA」エリア内で通信することができる
※通信回線は株式会社NTTドコモと契約する必要がある
製品価格(日本国内向け税抜き価格)
クラウドサーバーのご利用期間に応じて変動
・利用期間3ヶ月間・・・¥98,000
・利用期間6ヶ月間・・・¥128,000
・利用期間12ヶ月間・・・¥148,000
関連URL
IoTクラウドベーシックセット
http://pd.plathome.com/ja/pd/icbs_d/
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