マイクロソフト、Windows10によってもたらされる複合現実・ゲーム・Cellular PCの新たな開発機会について発表

マイクロソフトは12月8日、中国深圳市で開催されている WinHEC(Windows Hardware Engineering Community)イベントにおいて、Windows 10 によるイノベーションで実現される、グローバルパートナーにとっての新たな機会について発表を行った。

マイクロソフトのエグゼクティブ バイスプレジデントのテリー マイヤーソン(Terry Myerson)が、Intel のシニアバイスプレジデントのナビン シェノイ(Navin Shenoy)氏、クアルコムのエグゼクティブ バイスプレジデントのクリスチアーノ アモン(Cristiano Amon)氏とともに登壇し、次世代のクリエイターを支援する最新デバイスをパートナー企業が造っていくための新たな方法を紹介した。

モダン PC の新たな波

コードネーム“Project Evo”という Intelとの最新コラボレーションが発表された。Project Evoにより、マイクロソフトとIntelは、進んだセキュリティ、人工知能や Cortana、Mixed Reality(複合現実)、ゲームといった領域を革新するデバイスに対して、新しい方法を提供するという。

このコラボレーションを通じて、将来のデバイスは、マイクロソフトとIntel による以下のようなイノベーションを活用できるようになる。

・部屋の反対側から Cortana に質問をしたり、音楽を再生させたりすることを可能にする遠隔音声コミュニケーション
・マルウェアやハッキングの脅威からデバイスを保護する最新のセキュリティ機能、Windows Hello による生体認証の強化、マイクロソフトのインテリジェント セキュリティ グラフからの高度な洞察、Intel の世界最高レベルのセキュリティ インテリジェンスと分析
・安価な PC と ヘッドマウント ディスプレイ(HMD)により、他のプラットフォームでは実現できない方法で、物理的な世界と仮想現実を組み合わせたMixed Reality(複合現実)の体験
・eスポーツ、ゲームの配信、4K サポート、HDR(High Dynamic Range)、WCG(Wide Color Gamut)、空間音響、Bluetooth をネイティブにサポートする Xbox  コントローラー等のゲーミングのイノベーション

Mixed Reality(複合現実)をメインストリームへ

・2017 年前半に Microsoft HoloLens を中国の開発者と企業のお客様に提供できるようにするため、中国政府に認可を申請。
・Mixed Reality(複合現実)に対応した最初のヘッドセットを実現するために、PC向けに Intel と共同開発した仕様を公開し、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo によるヘッドマウント ディスプレイが来年提供開始予定。
・中国の大手ヘッドマウント ディスプレイ メーカーである 3Glasses との協業により、2017 年前半に同社のデバイスS1に Windows 10を提供予定。これにより、中国の 500 万人以上の月次アクティブユーザーにリーチ

ユーザーは以下のように Mixed Reality(複合現実)のコンテンツにアクセスできるようになるという。
・20,000 以上のユニバーサル Windows アプリのカタログ
・Microsoft Edge を使用して、Webの3D オブジェクトを物理的な世界にドラッグ アンド ドロップ
・Microsoft Edge による没入感の高い WebVR コンテンツ
・マイクロソフトの「映画 & テレビ」アプリにおいて、360 度全方位の動画を提供
・サンフランシスコで開催される Game Developers Conference において、開発者向けに HMD デベロッパーキットが提供される予定。

Windowsと携帯網接続

将来の Windows 10 のアップデートにより、ユーザーはデータを Windows ストア から直接購入でき、Wi-Fi と携帯網の使い分けやデータ使用量をコントロールし、コスト管理が行えるようになり、パートナー企業はフォームファクターにとらわれず常にネットに接続可能なデバイスを構築できるようになり、とくにパートナー企業はeSIM テクノロジを活用して、むきだしのSIMスロットの無いデバイスを構築でき、ユーザーは自分のデバイス上でデータプランを有効化できるようになるという。

マイクロソフトは、外出中でも制作作業を行いたいというユーザーの声に応えるために、クアルコムとのパートナーシップを通じて、Windows 10 を ARM アーキテクチャに対応させることを発表した。ユーザーは初めて、Windows で慣れ親しんだアプリや周辺機器、エンタープライズ向け機能をモバイル対応させ、バッテリー効率が高く、常にネット接続された Cellular PC(セルラーPC)上で体験できるようになる。

ハードウェアパートナーは、Adobe Photoshop、Microsoft Office、Windows 向けゲームなどの、x86 Win32 およびユニバーサル Windows アプリを稼働できる、新しい Qualcomm Snapdragon を採用した Windows 10 PCを構築できるようになる。

これらの新しいデバイスは、来年以降の市場への投入が予定されている。

【関連リンク】
マイクロソフト(Microsoft)

Previous

Cerevo、壁や天井への映像の投影や自立移動ができるホームロボット「Tipron(ティプロン)」を発売

日産、自動運転技術「プロパイロット」が評価され「セレナ」がイノベーション部門賞を受賞

Next