メガネスーパー、メガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」最新の商品プロトタイプを発表

株式会社メガネスーパーは、過去40年間培ってきたアイケアのリソースをベースとし、「視覚拡張」をキーコンセプトに、技術革新を通じて新たな市場の開拓を目指し商品企画化を進めてきたメガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の最新の商品プロトタイプを発表した。

●商品の特長

①   「見え心地」「かけ心地」へのこだわり

■「両眼視設計」
「b.g.」は左右に2つのディスプレイを搭載し、ノンシースルー型の高解像度ディスプレイを採用している。「見え方のクオリティ」を追求した結果、両眼視を前提とした設計となっている。また同時に「眼への負担」を考慮しており、長時間の作業や着用でも眼を疲れにくくさせる。「両眼視考慮の2つのディスプレイ採用」×「ノンシースルータイプのディスプレイ採用」の掛け合わせは現在発表されている商品の中でオンリーワンのポジショニングになると考えているという。

■「ディスプレイ位置の可変性」
人それぞれ異なる「瞳」の位置を考慮し、ディスプレイ位置の可変性を追求することで、常に最適な見え方を提供する。

■「バランス」
着用感を重視し、着用時の前後・左右バランスを追及した設計により、快適な掛け心地を実現。

■「専用フレームと脱着可能・要視力矯正者が利用可能」
「見え方」と「かけ心地」を両立させるために、専用のメガネフレームを設計しました。メガネフレームに「外フレーム」を装着させる形状を採用することで、メガネならではの「かけ心地」と「ディスプレイ部の固定感」を両立させている。ディスプレイを見る必要がないシーンにおいては、外フレームを持ち上げることでディスプレイを視界から外すことが可能。

また「b.g.」は視力矯正が必要なユーザーが快適につけられることを重視している。専用メガネフレームには当然レンズを入れることが可能であり、アイケアカンパニーとして「b.g.」の使用環境に合わせた最適なレンズをご提案することを意図している。

② 専用ケースでスマートフォンと連携

■ メインの入力デバイスとして「スマートフォン」を想定
メガネ部分と有線を通じて、専用のケースに接続する。高解像度のデータを無線環境に左右されることなく、リアルタイムにディスプレイタイプに表示が可能。高解像度を実現しながらも一定の使用時間を確保することを意図し、バッテリーは専用ケース内に設置する。

メインデバイスをスマートフォンとすることで、既にスマートフォンに備わっている機能(Wi-FiやBluetoothといった通信、カメラ、その他アプリケーション)が利用可能になる。また既存のアプリケーション開発環境が使用可能となり、あらゆる領域でのソリューション化を図る上で、開発企業の参入障壁を低くすることをねらいとしている。

※利用内容、環境によって、必要となるネットワーク環境やシステム内容は異なる。

●各事業領域における実証実験を通じたソリューション化と市場創出
今後の展開について、Business to Business (以下「BtoB」)各事業領域において先進的なプレイヤーとの実証実験を進める。メガネ型ウェアラブル端末の活用方法は、アプリケーションや入力端末、ビジネスプロセスのあり方などの組み合わせにより、業界ごとに可能性を秘めている。

医療分野では手術や診療での活用が期待される。近年カメラ技術の進歩は目覚しく、その高解像度の情報をハンズフリーで表示することへのニーズの大きさを確認しているという。介護やインバウンド対応などでは最新のロボット技術やIoTなどの組み合わせにより、コールセンターでの遠隔対応での生産性向上が見込まれる。

製造・メンテナンス領域ではAR技術との連携により、技術伝承・高水準なスキルを保有する労働力の確保のニーズに対応していくことを見込んでいる。農業分野も労働力不足や承継者不足を背景とする生産性確保に対し、IoTや様々なセンサーとの連動を通じたソリューション提供を検討しているという。

その他昨年までの事業活動を通じて既に強い導入意欲が見込まれている倉庫・物流センターなどの物流領域に加え、その他(教育、エンタテインメント、畜産など)、あらゆる領域での実証実験を通じて、引き続きBtoB領域におけるハンズフリーの実現を通じた生産性の向上を図るための方法を特定し、商品展開を図る業種・業態を拡大していく計画だ。

●AR・VR普及を背景とした、アイケアカンパニーとしての事業展開
技術革新は益々進む一方、世界的なAR・VRの浸透の流れが留まることを知らない昨今において、近年注目されている「スマホ老眼」に代表されるように、VDT(ビジュアル・ディスプレイターミナル)の一層の普及により、眼への負担は更に大きくなっている。

デバイスの装用者が、それぞれの眼の状態や長時間装用や近方視での使用環境に最適なフレームやレンズを使用することの重要性がより強く求められることになり、特にBtoBでの導入検討においては、国内における「健康経営」の高まりの観点から、「眼の健康」を守りながら「生産性」を向上させることへのニーズが高まっていくという。

メガネスーパーはこれまでVDT環境普及に伴う視環境の悪化に対応したアイケア商品・サービスの拡充を進めてきており、その適用領域が更に拡張していくと考えている。「眼の健康を守るサービス展開」と、「生産性を向上させるウェアラブルデバイス開発・販売」を両輪で進めることができるのは、アイケアカンパニーとして開発を手掛けるメガネスーパーならではの戦略だ。

<「b.g.」プロトタイプ商品概要>

[media id=’43900′] 「b.g.(ビージー)」ディスプレイとケース

 

[media id=’43901′] 「b.g.(ビージー)」正面

※「b.g.」プロトタイプ商品の主な仕様

 

[media id=’43902′]

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