現地の実測値をIoTでAIと連携、その場の気象を予測・表示  エコモット、LBWと共同で『サインロイド2』を開発

エコモット株式会社は、株式会社ライフビジネスウェザー(以下 LBW)と共同で、任意の場所に設置したセンサーの実測値をAI(人工知能)で解析し、その場の風雨等がどう変化するかを予測・表示できる「サインロイド2」を開発した。

利用者は風速計や雨量計等を「サインロイド2」と共に設置し、「サインロイド2」のIoT(モノのインターネット)通信機能を使って現地の気象データがLBWに送られることで、LBWがAI技術を使って補正した独自のピンポイント予報を送り返し、現地の表示板に実測値と共に表示する。現地データとAIとのつなぎ込みには、エコモットが開発し、すでに画像解析による省エネ融雪監視サービス等でも採用されている「FASTIO AI」サービスを活用している。

IoT技術を応用し、センサーや表示板がインターネットを介してAI技術と融合されることで、予測データに応じて回転灯等の警報装置を連動させることにも対応している。利用者は突風や豪雨など、迫る危険を事前に把握でき、災害時の初動対応を円滑に実施できる。

「サインロイド2」の利用者には、屋外で建設工事や災害復旧作業に従事する建設業者等を想定しているほか、自治体向けに自然災害発生時の対策の一環として配備してもらうことも検討している。

「サインロイド2」(気象予測機能付き環境データLED表示板)について

携帯電話電波網を使ったIoTネットワーク通信機能を搭載したLED表示板だ。風速計や雨量計をはじめ、各種センサー(騒音、振動、水位、気温、湿度、WBGT、水温、濁度、pH、日射量 等)の計測データにも対応している。センサーからの直接的なデータ表示のほか、10分後または1時間後の気象予測情報を表示することができる(※1)。

エコモットが提供するAI技術対応のIoTプラットフォームソリューション「FASTIO AI」や、建設情報化施工支援ソリューション「現場ロイド」と連携することにより、計測データはクラウドサーバに保存され、手持ちのスマートフォンやタブレット端末、パソコン等で全国どこからでも現地の情報を確認することができる。本サービスは日本マイクロソフト株式会社のクラウドコンピューティングプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用している。

(※1) 風速・雨量に先行対応し、降水確率・気温・湿度・WBGT・日射量の予測情報も順次対応予定

気象予測について

「サインロイド2」に実装されている風速や雨量の予測情報は、気象業務法「第十七条」の規定に基づき、気象庁の予報業務許可を得たLBWなどの民間気象会社の提供するデータを表示する「特定向け予報」に当たる情報サービス。

気象庁から提供される気象の実況や予想の資料に、現地のセンサーで測定されたデータが加味され、民間気象会社が人工知能の助けを借りて現地独自の予報を提供することができる。

テレビやラジオ等で提供される一般向け予報は、特定の限られた狭い範囲の気象状況とは必ずしも合致しないこともあるため、特定向け予報には従来も一定の需要があったが、その精度向上には現地の気象データを民間気象会社がいかにして取得するかという課題が付き物だった。

「サインロイド2」を介して提供される特定向け予報は、現地にセンサーと表示板を設置することが前提となっているため、これまでにない精度の気象予測が期待されるという。

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