Omnico、中国のテーマパーク入場者の70%が今後3年以内のVR体験を期待

Omnico(オムニコ)が実施した調査によると、中国のテーマパーク入場者の70%が、今後3年以内にリゾート施設でのバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)体験やガイドを期待し、49%がオグメンテッドリアリティ(AR、拡張現実)ゲームを楽しんだり、個人的にロボットに支援されたりすることを期待していることが明らかになった。

これらの結果は、中国のテーマパークを訪れた来場者670人を対象に、来場者が今後期待、予想することを調べた調査Omnico Chinese Theme Park Barometerで浮き彫りとなった。

Omnico Groupのメル・テーラー最高経営責任者(CEO)は「これらの結果は、技術に精通した入場者たちがいまや、自分たちの楽しみをさらに増強するテクノロジーを求めており、テーマパークの訪問から最大限の楽しみを引き出そうとしていることを示している。VR、AR、および人工知能(AI)ロボットは、遊びの好きな入場者たちにとってますます身近で、すぐにもその恩恵を享受したいと期待する技術となっている。こうした期待は高い。3分の1近く(32%)が、テーマパークで3年以内にホログラフィーによるガイド(案内係)が出現すると予想している」と述べた。

VR体験を期待する入場者が最も多かったのは杭州の83%、次いで深セン、南京が76%、北京が71%だった。広東の入場者の半数超(55%)は、ロボットが3年以内に入場者の個人的なガイド役を果たすことになると予測した。またSiriのようなパーソナル・デジタル・アシスタント(ガイド)が実現するかについては、深センの入場者が全調査対象者の中で最も楽観的で48%が実現すると回答した。成都では、入場者の47%が音声作動のモバイルアプリが利用可能になると予測した。

回答者の91%が、リストバンドやスマートフォンアプリを備えたテーマパークならすべてを支払いたいと答えた。また86%が、リゾートのウェブサイトやモバイルアプリを利用して入場に必要なものをすべて一度に注文したいと回答した。これにはホテル、食事、商品、チケット、優先パス、ライドタイムズ、キャッシュレスリストバンド、予約席などが含まれる。

入場客はまた、買い物がより容易になることを求めており、例えば84%が、パーク内のどこからでも注文でき、チケットや商品をホテルの部屋やレストランまたは自宅に到着次第配達してほしいと回答した。

テーラー氏は「当社の調査結果から、中国のテーマパークは消費者の期待に応えようとするなら、今行動を起こさなければならないことが示された。これを実現するには、全く新しいソリューションへの多大な投資を必要とするわけではなく、販売時点情報管理(POS)システムから顧客関係管理(CRM)やロイヤルティーのパーソナル化に至るすべての項目についてのインテリジェントな統合が必要である」と指摘した。

【関連リンク】
オムニコ(Omnico)
Omnico Chinese Theme Park Barometer

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