IBM、複数のウェアラブルデバイスを接続するプラットフォームcognitive hypervisor「Chiyo」を発表

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IBMリサーチチームの先進マイクロ統合リーダーであるBruno Michel氏が、自分のTwitterアカウントでcognitive hypervisor「Chiyo」のプロトタイプのデモについて投稿した。

IBMの定義で、hypervisorは、システムリソースの仮想化に使われるソフトウェアあるいはハードウェア部品のことだ。今回発表されたChiyoは複数のウェアラブルデバイスを接続するプラットフォームとしてデザインされた。

IBM Researchのブログによると、この機械は患者と医者の体験を変える目的で開発され、救急患者に在宅で回復するチャンスを与える他、ヘルスケアコスト削減や顧客満足度の向上にもつながるという。

様々なウェアラブルデバイスで収集された患者のバイタルデータがChiyoに送信されると、そのデータがリアルタイムでダッシュボードに表示され、医者あるいは医療関係者が遠隔で確認できる。バイタルデータは通常レベルを上回る場合、医者または救急車に通知が送信される仕組みになっている。

また、ChiyoはIBM Cloudに繋がっているため、「text-to-speech」などのAPIを使うことが音声で交流できる。

将来、cognitive hypervisorは患者に服用を思い出させたり、休憩を勧めたり、緊急の場合に救急車を呼んでくれるという拡張ヘルスケアが実現できるそうだ。Watson APIを使うことで、音声で質疑応答が可能になる。患者を衰弱させる疾患の場合、cognitive hypervisorは会話パターンの可聴変化で病状進行を管理できるようになるという。

個人情報保護やセキュリティーに厳しい医療分野だが、グローバル規模で増加している高齢者や、ヘルスケアのコストの問題を解決するためには、新技術を受け入れなければいけない状況にあるといえる。

現時点でまるでAlexaのウェアラブル版のような、cognitive hypervisor Chiyoだが、医療分野における課題の解決に貢献する可能性がある。

さらに興味深いのは、ホームデバイスの普及を牽引するきっかけとなったAlexaのように、Chiyoが普及することで、現状横ばいとなっているウェアラブル市場での新たな息吹となる可能性がある。

Source: Twitter
IBM Research Blog

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