中国の貴安新区、ビッグデータ事業を重視する2017年ブループリントを公表

中国南西部の貴州省にある国家水準の新都市地区、貴安新区(Guian New Area)は2016年、ビッグデータなど新興産業で大きな発展を遂げ、2017年の追加的拡張、および向こう5年の成長に向けて強固な基礎を築いた。

貴安の固定資産投資は2017年に前年比21.9%増の109億ドル、新区への投資実額は同11.1%増の33億4000万ドルに達し、3万人の雇用を創出する見通しだという。成長の駆動機関として、ビッグデータ事業が72億9000万ドル以上に拡大する見通しで、21億8000万ドルの工業生産および売上高を目指す。

  • ビッグデータ・エコシステム
    貴安は国家水準のインターネット開発区になる準備を整えることによって、情報産業のインフラを向上させる。また、新区とアリババグループの戦略的提携を活用して、情報処理センターの建設を加速する。

    新区はファーウェイのグローバル・データセンターに着工し、中国トップ3の通信企業によるデータセンター・プロジェクトの第2期を開始、テンセント・データセンター第1期の完成に努め、少なくとも2つの新データセンター導入を図る。30万以上のサーバーを収容する新区は、国家水準のスーパーコンピューティングセンターも開発して、集積回路(IC)産業パークの計画に着手し、携帯電話の年産5000万台達成を目指す。

  • 高性能機器の製造
    貴安新区は、7億2700万ドルの総工業生産を実現する高性能機器製造の新たな突破口を開くつもりだという。具体的プロジェクトについて、貴安新区は2017年に推定年産価値43億ドルのFDG新エネルギー車両プロジェクト第1期を基本完工させ、「数千億ドルの自動車」エコパーク構築を目指すという。
  • ヘルスケア産業
    新区はヘルスケアと医薬品産業も推進し、トンジギアン病院の建設を加速する計画で、バイオテク産業タウン第1期を完成させて医薬品物流プロジェクトを始動し、産業プラットフォーム設置を加速する。

    貴安新区は医薬品メーカー8社以上、少なくとも5つの医療研究・サービス機関を誘致し、1億4560万ドルを超える産業価値の実現を目指す。

  • グリーンファイナンス・パイロット区
    貴安新区はグリーンファイナンス向けの革新的なパイロット区を積極的に準備し、グリーンファイナンスポート第1期を開設、南西食品物流タウン(Southwestern Food Logistics Town)、住宅建材シティー(Home Building Materials City)、ジンガン未来自動車文化シティー(Jingang Automobile Culture City of the Future)などのプロジェクトの建設を加速する。貴安新区は新エネルギー、新素材、軍民統合、高性能サービス業などの産業を精力的に開発する。

【関連リンク】
アリババグループ(Alibaba Group)

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