ハウステンボス、AIで労働生産性を50%向上目指しワークスの「HUE」採用

株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、ワークス)は、ハウステンボス株式会社より、業務改革のための新たな会計システム基盤として「HUE Financials & Strategy」「HUE Expense」「HUE Accounts Payable」「HUE Accounts Receivable」の4製品を受注したと発表した。

ハウステンボスは「観光ビジネス都市」をキャッチフレーズに、「光の王国」や、ロボットを活用し世界最高水準の生産性を目指した「変なホテル」、200年後のレストランをイメージした「変なレストラン」などの事業を展開している。2017年には、パーク内のVR(仮想現実)・AR(拡張現実)を活用したコンテンツの拡充や、ロボット事業会社である株式会社hapi-robo st(ハピロボエスティ)の設立など、さらなる事業拡大を進めている。
ハウステンボス、AIで労働生産性を50%向上目指しワークスのAI型ERP「HUE」採用
今後、少子高齢化が進行することで日本の生産年齢人口(※)が大幅に減少することが見込まれている。そのような状況下でも、事業拡大に注力できる体制を維持するために、ハウステンボスでは従業員一人ひとりの生産性をさらに高めることで、接客・管理業務に携わる労働要員を減らす必要があった。接客業務においては、ホテルやレストランでのロボット活用による運営人員削減を進める一方で、管理業務の生産性向上も達成するべく、AIによる圧倒的な業務改革を可能とする唯一のシステムとして、人工知能型ERPである「HUE」の採用を決定した。

これまでハウステンボスでは、サービス業という特性上、パークがオープンしている間は顧客へのサービスを優先する必要があり、パークの営業が終了してから事務処理を行っていた。例えば、経費や請求書の処理については試算で月450時間を費やしており、従業員への負担が問題となっていた。また、テーマパークやレストラン、ホテルなど様々な事業を展開しているため、多種多様な取引が発生しており、それらを正しく処理するためのチェックや入力内容の修正に時間がかかっていた。

「HUE」では、領収書を撮影して画像をアップロードするだけで、AIが記載された文字列を解析してシステム上の該当する項目へとマッピングし、自動で経費明細データを作成するため、データ入力業務を大幅に削減することができる。それだけでなく、後続のデータ処理業務においても、AIが過去の業務にもとづいて先回りして処理を行い、次にやるべき仕事を提案してくれる。

多種多様な取引先から送られてくる請求書に対して行った処理内容を学習することで、同じような取引が行われた場合にはシステムが自動でチェックを行ってくれるため、人の手による確認・処理を極限まで減らすことができる。このように、「HUE」によって会計業務におけるあらゆる煩雑な作業をなくすことで、労働生産性の50%向上を目指すという。

※生産活動の中核をなす年齢の人口。日本では15歳以上65歳未満の人口が該当する。

【関連リンク】
ワークス(WORKS)
ハウステンボス(HTB)
ハピロボエスティ(hapi-robo st)

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