ファーウェイ、100社のパートナーとともにICTソリューションを展示、「プラットフォーム + エコシステム」戦略を発表

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は3月20日、IT見本市CeBIT 2017において、「Leading New ICT, The Road to Digital Transformation(新時代のICTでデジタル変革を実現)」というテーマのもと、100社のパートナーとともにICT戦略とソリューションを展示した。また、「プラットフォーム + エコシステム」戦略を披露した。

開催にあたり、ファーウェイ 法人向けICTソリューション事業グループ プレジデント兼ファーウェイ・ジャパン代表取締役会長である閻 力大(エン・リダ)氏は次のように述べた。

「ファーウェイは、デジタルな社会、インテリジェントな社会の発展、産業のデジタル変革をともに実現するベスト・パートナーとなるべく事業を行っています。当社が提唱する『プラットフォーム+エコシステム』戦略では、クラウド・コンピューティング、IoT、ビッグデータ、モバイル・ブロードバンド、SDNといった新たなテクノロジーに対する多大な投資に基づき、オープンでフレキシブル、安全でアジャイルなICTインフラ・プラットフォームを創出することを目指します。Win-Winなエコシステムの構築と、パートナーとの緊密な協業によって、お客様のデジタル変革における成功を支援してまいります」

CeBITグローバル・カンファレンスのCEO基調講演において、ファーウェイ 法人向けICTソリューション事業グループ マーケティング&ソリューション・セールス部門 プレジデントの袁千在(ダイアナ・ユエン)氏は次のように述べている。

「ファーウェイは、『プラットフォーム』においてはクラウド-パイプ-デバイスのシナジーを重視し、『エコシステム』においてはお客様を中心に相互に利益を享受できる持続可能な発展に向けた環境の構築に注力しています。『プラットフォーム + エコシステム』戦略によって、自らのデジタル変革から得た豊富で確かな経験と能力を活用しながら、緊密な協力を通じてお客様やパートナーがデジタル時代に対応できるよう支援してまいります」

「プラットフォーム + エコシステム」戦略の実現に向けて、ファーウェイはCeBIT 2017においてグローバル・オープン・ラボ・プログラムを発表。同プログラムでは、業界をリードするパートナー企業が結集し、各業界独自のソリューションに対するイノベーション能力を構築することで、将来のスマート社会を加速するICTエコシステムの基礎づくりを目指す。ファーウェイは、総額で2億米ドル(約225億1,000万円※)を投じて、今後3年間で15のオープン・ラボを開設する予定だという。2019年末までに、世界のオープン・ラボの数は合計で20になるとしている。

CeBIT 2017において、ファーウェイは「ビジネス」「テクノロジー」「エコシステム」の各展示エリアで、ICT製品、ソリューション、成功事例を展示した。

「ビジネス」エリアでは、顧客のデジタル変革を実現するファーウェイのソリューションにフォーカスし、スマートシティ、金融、製造業、電力、輸送・交通、メディア、ISPの7つの業種における成功事例を展示。「テクノロジー」エリアでは、「クラウド-パイプ-デバイス」のシナジーに基づくファーウェイの新たなICTインフラを展示。

このインフラは、IoT(およびそのセキュリティ)、オープン・クラウド、データセンター・インフラ、オール・クラウド・ベースのネットワーク(およびそのセキュリティ)、クラウド通信、企業内無線、サービスの7つの主要な技術を統合したもの。また、ブース全体にわたって、独SAP、米アクセンチュア、印インフォシス、独Tシステムズ、独クーカ、スウェーデン・ヘキサゴン、仏タレス、仏アルストム、独シーメンスなど、業界をリードする100社のパートナーとの協業の成果を展示した。

フォーチュン 500にランクインしている企業の3分の1以上がファーウェイをデジタル変革のパートナーに選択しており、そのうち40%以上は上位100位内の企業だという。CeBIT 2017において、ファーウェイは業界をリードするパートナーとともに共同ソリューションを発表し、以下のような成功事例を紹介した。

  • スマートシティ分野
    仏ヴェオリアと、NB-IoTベースの「Storm Water and Flood Management(豪雨と洪水の管理)」ソリューションを共同で展開し、科学的な緊急災害対策を提供している。また、オーストリアのフレクエンティスと、より安全な都市を実現する防災・防犯ソリューションに向けたオープンなエコシステムを共同で開発している。さらに、米ハネウェルとは、ビルのインテリジェントな管理を実現し、消費電力を削減するスマート・ビルディング・ソリューションを共同で発表した。
  • 金融分野
    米アクセンチュアが、ファーウェイのビッグデータ・プラットフォームに基づく金融業界向けビッグデータ・ソリューションを紹介。また、印インフォシスと、銀行のITインフラと上位層のアプリケーションの再構築を支援するFinacle@Kunlunソリューションを共同で発表した。
  • エネルギー分野
    SAPとともに、スマート・グリッド時代における電力業界向けIoTエコシステムの構築を実現するAMI(Advanced Metering Infrastructure)ソリューションを発表。また、中国の国家電網傘下の天津市電力公司との協業によって、電力会社の配電の自動化やインテリジェント検針の実現を支援する無線経由の電力専用ネットワーク・ソリューションを披露。
  • 輸送・交通分野
    輸送・交通業界のテクノロジー・ソリューション・ベンダーであるスペイン・インドラとグローバルな協業に向けた覚書を締結し、ファーウェイのグローバルな研究開発プラットフォームを活用してエンド・ツー・エンドの輸送・交通向けICTソリューションを開発することで、市場の拡大を目指す。
  • パブリック・クラウド分野
    ファーウェイとドイツ・テレコムが共同で開発した「オープン・テレコム・クラウド」の利用者が、同ソリューションの最新の活用事例を紹介。欧州原子核研究機構(CERN)には、「ヘリックス・ネビュラ サイエンス・クラウド(Helix Nebula Science Cloud)」に「オープン・テレコム・クラウド」を活用した経験を紹介。また、ドイツの照明システム・メーカーであるSLVは、「オープン・テレコム・クラウド」に基づくIoTプラットフォームを展開して、スマート・ホーム・プロジェクトを発足することを発表した。

※1米ドル=112.55円で換算(2017年3月20日現在)

【関連リンク】
ファーウェイ(Huawei/華為技術)
ヴェオリア(Veolia)
ハネウェル(Honeywell)
アクセンチュア(Accenture)
インフォシス(Infosys)
エスエイピー(SAP)
ドイツテレコム(Deutsche Telekom)

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