フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、自動運転車/先進運転支援システム(ADAS)市場のソリューションにおける確固たる地位をより強固にすることを目的に、車載用および民生用アプリケーション向けの最先端の画像認識IP開発企業であるCogniVue Corporation(本社:カナダ、オタワ)の買収を発表した。
フリースケールは、車載用のレーダーやビジョンのアプリケーション向けのセンサ、マイクロコントローラ、およびマイクロプロセッサのソリューションの開発を通じて、既に市場リーダーとしての地位を確立している。現在までに2,000万個以上のユニットをADASアプリケーション向けとして出荷し、世界の車載用OEM企業トップ10社のうち9社に製品の納入実績がある。
フリースケールは、この成長をさらに推進し、市場投入を迅速化し、世界の自動車トップ・メーカーおよび自動車部品サプライヤにさらなる車載イノベーションを提供するため、CogniVueの先進のビジョンIPの開発能力や、世界クラスの研究開発リソースを社内組織として編成する予定だ。
フリースケールの上席副社長兼オートモーティブ・マイクロコントローラ部門担当ジェネラル・マネージャであるボブ・コンラッドは、次のように述べている。「フリースケールは、CogniVue社の獲得により最先端のビジョン・プロセッシングIPを通して自動運転車のポートフォリオの拡充を加速させます。フリースケールのS32V234ビジョン・プロセッサは、市場から極めて高い評価を受けており、また次世代のビジョン・ソリューションに対する需要もあります。この獲得により、フリースケールはシステムに必要な性能、セーフティ、セキュリティ、信頼性を備えた高度に自動化された車載アプリケーションのサプライヤとしての地歩を固めることができます。」
CogniVueのビジョン・プロセッシングIPは、2015年3月に発表したS32Vプロセッサやその他のデバイスを含めて、既に様々なフリースケール製品に導入されている。
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