ボッシュセキュリティシステムズ、監視カメラのデータを活用したマーケティング・サービスの提供に向けブレインパッドと連携

ボッシュセキュリティシステムズ株式会社は、ビッグデータ活用サービス/デジタルマーケティングサービスを提供する株式会社ブレインパッドと連携し、監視カメラから得られる画像データをマーケティング領域で活用する新たなマーケティング・サービスの開発に取り組むことを発表した。

今回開発に取り組む新サービスは、監視カメラから取得される画像データや企業内に蓄積された各種データ(購買履歴やウェブ行動データ)、スマートフォンアプリから得られる位置情報などをクラウド上に統合・蓄積し、解析・予測最適化、業務改善・ユーザーアクションまでを一連で行う、オムニチャネル(*1)でのマーケティング・プラットフォームを提供するもの。

同サービスの活用により、小売・流通業などにおいて、実店舗とオンライン店舗を横断した多様な顧客接点での最適なマーケティングアクションを行うことが可能となり、加えて「商品の検討から購買に至るまで」の精緻な顧客行動の分析も可能となることを目指すという。

同社は、近年のオムニチャネル・マーケティングの機運や店舗の業務効率化のニーズの高まりから、監視カメラで取得した画像データを、インストアマーケティング(*2)や人手不足の解消などに二次活用できるのではないかと考えていた。

同社の監視カメラは、個人情報に配慮した上で、店舗の来店者の顔認識や来店者の導線の検知などを行うことが可能な映像解析技術が搭載されている。また、取得したデータの前処理を監視カメラ側で行うことによりデータ容量の大幅な圧縮ができるため、データの受け渡し先となる基盤(今回のサービスではクラウドを想定)に与える負荷が軽減され、エッジコンピューティング(*3)による高速なデータ処理が可能になるという。

今回のサービス開発では、データを収集するデバイス技術だけでなく、収集したデータの分析、業務改善・施策実行までの一連のデータ活用サイクルの設計・開発が必要不可欠であるため、同社は、データを活用したマーケティング改善に豊富な実績を有するブレインパッドと連携することとした。なお、同サービスのクラウド基盤には、マイクロソフト提供の「Microsoft Azure」、「Microsoft Cognitive Services(*4)」、「Azure Machine Learning(*5)」を用いる予定としている。

(*1)オムニチャネルとは、流通・小売業の戦略の一つで、実店舗、通販カタログ、ダイレクトメール、オンライン店舗(ECサイト)、モバイルサイト、SNS、コールセンターなど、複数の販売経路や顧客接点を有機的に連携させ、顧客の利便性を高めたり、多様な購買機会を創出すること。
(*2)インストアマーケティングとは、店舗内の売り場の効果性と効率性の向上を目的としたマーケティング活動。
(*3)エッジコンピューティングとは、ユーザーの近くにエッジサーバーを配置し、データをエッジサーバー側で分散処理したうえでクラウド側に送信する技術のこと。通信遅延を短縮し、通信頻度・量が多い場合でも高速データ処理を行うことができる。
(*4)Microsoft Cognitive Services(マイクロソフトコグニティブサービス)とは、Microsoft Azure上で利用できる、画像認識・自然言語処理などを行うAI関連機能群の総称。
(*5)Azure Machine Learning(アジュールマシンラーニング)とは、Microsoft Azure上で利用できる、機械学習・データマイニングサービス。

【関連リンク】
ボッシュセキュリティシステムズ(Bosch Security Systems)
ブレインパッド(BrainPad)
マイクロソフト(Microsoft)

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