ルネサス、セコム、セコムトラストシステムズが安全なIoTセキュリティ基盤開発で協業開始

ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下、ルネサス)とセコム株式会社、セコムトラストシステムズ株式会社は、IoT技術を利用したサービス提供、IoT機器同士の連携を安全に行うためのセキュリティ基盤の開発で協業を開始する。

近年、各種センサー、カメラをはじめとした様々なエンドポイント機器をインターネットに接続して情報を収集・活用するIoT技術が急速に進歩しています。しかし様々なルートで製造、販売された機器が接続されるため、事業者が信頼されたサービスを提供するためにはアプリケーションサーバー側だけでなく、IoTの構成要素であるエンドポイント機器と、それらに接続されるゲートウェイ機器の信頼性をいかに担保するかが課題となっている。

昨年から国内でもIoT機器を狙ったサイバー攻撃が急増している(※1)。現在は、セキュリティが脆弱なIoT機器を乗っ取り、それを踏み台に企業などのサーバーに攻撃を仕掛けるという攻撃が最も多く見られており、すでに海外では大規模な被害が確認されている。このような状況の中、IoT機器同士がやりとりする情報の信頼性を担保し、アプリケーションサーバーから家電などのエンドポイント機器に至るまで、より一層安全で信頼できるIoT機器同士の連携を容易に実現するIoTセキュリティ基盤が求められている。

今回、ルネサス、セコム、セコムトラストシステムズの3社は、IoTを構成するゲートウェイやエンドポイント機器について、半導体製造からサービス提供に至るすべての期間における電子証明書、暗号技術で用いる電子鍵などの機密情報の適切な管理や配信等の機能を備えたシステムの構築および運用方法を検討することについて協業する。

具体的には、ルネサスがエンドポイント機器に搭載される半導体(マイコン)への機密情報の組み込みおよびその管理技術を、セコムトラストシステムズが認証局、電子証明書の発行など情報セキュリティ技術を、セコムが物理セキュリティや厳格な運用基準、鍵管理方法などのノウハウを提供するという。

※1 2017年3月23日 警察庁「平成28年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」より

【関連リンク】
ルネサス(Renesas)
セコム(SECOM)
セコムトラストシステムズ(STS)

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