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フォード、カナダのターオタワ市で新たな研究・エンジニアリングセンターを設立
フォードはカナダで研究開発の活動を積極的に行っており、5億カナダドル(約420億円)をコネクテッドカー分野で投資し、ターオタワ市で400名以上のソフトウェアとエンジニアがいる新たな研究・エンジニアリングセンターを設立することを発表した。
その400名以上のエンジニアの加入はコネクテッドカー研究チームを倍にし、コネクテッドカーの技術革新を加速化し、自動運転カー分野におけるサービスをより多様化することを計画している。
フォードにとって、新しい研究・エンジニアリングセンターはカナダの初めてのコネクテッドカー技術に関する研究センターであり、車載インフォテインメントやカーモデム、運転支援機能、自律運転技術などの研究開発に集中している。
2016年にフォードが「Windsor and Oakville」センターに投資して以来、フォードはカナダにの投資総額はの12億カナダドル(約1008億円) になっているという。フォードはグローバルの事業をより推進するため、このセンターは世界でも先進的なエンジン工場になることを目指している。
フォードによる投資はカナダの経済発展にも繋がるため、フォードの一部の投資は連邦政府と州政府によって支援されている。
世界の自動車サプライヤーHanon Systems社、コネクテッドカーの熱管理とエネルギー管理技術を2017年ソウルモーターショーでデモ
韓国の自動車部品企業Hanon Systemsはコネクテッドカーに関する最新の熱管理とエネルギー管理技術を2017年のソウルモーターショーでデモした。ソウルモーターショーは、国際的な自動車メーカーと自動車部品とアクセサリーのサプライヤー向けに韓国国際展示センターで開催される重要なイベントである。
この管理技術にはガソリンとディーゼルハイブリッド、電気、燃料電池と自動運転技術などが含まれており、暖房・換気・空調システム(HVAC)と冷房機、圧縮機、流体輸送システムなどの設備が出展されていた。
Hanon Systemsは今回のイベントで燃料電池自動車用の遠心空気圧縮機や、トリプルゾーンHVAC、冷媒漏れを防止するエアコンラインの金具、脱臭換気技術などを含んだ、多くのHanon Systemsのコネクテッドカーソリューションを発表した。
トヨタの人工知能研究センター、新しい自動運転車を開発
トヨタ研究所(Toyota Research Institute、TRI)は初めてのテスト自動運転車「Lexus LS 600hL」を発表し、高精細地図に頼らず自動運転を可能させる設備である光検出LIDARとレーダー、カメラなどを装備している。
この自動運転カーは今後のTRIの2つの研究方向「Chauffeur」と「Guardian」の基礎である。「Chauffeur」はレベル4の自動運転技術であり、クルマが都市または州間高速道路のような特定な地域で自動運転できるものである一方で、レベル5の自動運転技術「Guardian」はどこでも自働運転できることを目指している。「Guardian」は車両周辺の環境を監視する運転支援システムであり、必要なときに衝撃を回避し事故を予防することを目標としている。
トヨタは「Guardian」の研究を「Chauffeur」より迅速に進めることを考えている。また、自動緊急ブレーキ(Automatic Emergency Braking)のような類似した安全機能の開発も進めている。
IBM、自動運転車のスマート制御システムの特許を取得
IBMは非常事態が発生した場合における、ドライバーと車両制御プロセッサ間で操作を交代する自動運転車の機械学習技術の特許を取得したと発表した。
特許が申請されたIBM システムは車載センサと人工知能技術を採用しており、潜在的な安全問題を防止するために、人間のドライバーまたは自動運転システムを場合によって交代することが可能である。
具体的に言うと、同特許は自動運転車のブレーキシステムや操作上の不具合が起きた場合、ドライバーまたは自動運転システムのより適切な一方が制御を行わさせる判断が下すことができる。
IBMはこの特許とほかの自動運転技術の特許を利用し、将来のクルマの性能向上を目指している。
ボッシュ、コネクテッドカーのクラウドスイートを開始
ボッシュはベルリンで開催された「ConnectedWorld 2017」という国際カンファレンスで新しいモビリティサービスのプラットフォームである「コネクテッドカーのクラウドスイート」(Bosch Automotive Cloud Suite、ACS)を発表した。
ACSを通じて、自動車メーカー及びモビリティ管理サービスのプロバイダはソフトウェアプラットフォームとツールキットへのアクセスを獲得し、ドライバーに向けて多くのサービスを開発することを計画した。また、ボッシュはACSを利用し、ドライバーにより広くてカスタマイズ可能なサービスを提供していくことを目指している。
ボッシュのACSはボッシュIoTスイートに基づいて開発され、コネクテッドカーに関するすべての技術関連の機能を提供することが可能である。また、ACS上で、デバイスとユーザ、企業、ドメインをお互いに接続できるプラットフォームもある。
そして、ACSはデジタル記録帳のようなソフトウェアモジュールとソフトウェアアップデートを実行する解決策を統合し、モビリティ管理サービスのプロバイダがこれらのモジュールを使用してドライバーにより幅広い自動車サービスを提供することを可能とする。
関連リンク:フォード
Hanon Systems
トヨタ
IBM
ボッシュ
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