コマツとNTTドコモ、5Gを用いた建設・鉱山機械遠隔制御システムの開発に向けた実証実験を開始

株式会社小松製作所(以下、コマツ)と株式会社NTTドコモは、第5世代移動通信方式(以下、5G)のモバイルネットワークを利用した建設・鉱山機械(以下、建設機械)の遠隔制御システムの開発を目的とした実証実験を協力して行うための基本契約を締結し、2017年5月24日より同実験を開始する。同実験は、コマツの建設機械と遠隔操作システムを5Gに接続し、5Gの特長である高速・大容量・低遅延の機能を活かした建設機械の遠隔制御の検証を行うという。

具体的には、建設機械に搭載した複数のカメラで撮影した高精細(※1)な現場の映像と建設機械への制御信号を、低遅延かつ高速通信により双方向でリアルタイムに送信する検証を行う。また、同実験ではコマツの最新のICT建機を使用し、ICT建機が持つ自動制御機能により僅か数センチレベルの高精度な情報化施工およびその施工管理を、5Gの低遅延の特徴を活用し遠隔地から行う検証も実施。

コマツは、機械だけでなく土や人など施工現場の様々な情報をIoTで繋ぐことにより、電子データによる施工管理サービス(施工の見える化)を実現してきたが、更にそれらの電子データをドコモの5Gに繋げることにより、遠く離れたオフィスからでも、現場の状況をリアルタイムに把握しながら正確で効率的な現場施工と施工管理が可能になるという。同実験で、これらの精度や課題などを分析し、2020年以降の実用化に向け、システムの最適化に共同で取り組む。

コマツは、ICT建機を代表とするダントツ商品(※2)の開発に継続して取り組むと共にIoTの活用に注力しており、1998年に開発の「KOMTRAX(機械稼働管理システム)」をはじめ、「無人ダンプトラック運行システム(AHS)」、「スマートコンストラクション」などの導入により顧客の現場の安全と生産性の向上に努めてきた。その中でNTTドコモは、KOMTRAXの導入初期段階から通信モジュールや回線サービスの提供などを通じて、コマツのIoTの取り組みを支えてきた。

コマツとNTTドコモは、同実験において両社の最新技術により、5Gを利用した建設機械の遠隔制御管理を実現することで、建設・鉱山現場におけるIoTの可能性を更に拡げ、安全で生産性の高い未来の現場の実現に貢献していくとしている。

  • 実験期間
    2017年5月24日(水曜)~2018年3月末(予定)
  • 実験内容
    建設機械※1とそれを制御する機器の間に5Gを用い、伝送品質を評価
    ・5Gを用いた建設機械(※1)の操作性を検証
    ・5Gを用いた建設機械(※1)の周辺情報データ収集を検討

各社の役割は以下の通り。

  • コマツ
    建設機械および遠隔制御システムの提供およびその操作
  • NTTドコモ
    5Gの提供

※1 4K映像を想定。
※2「安全」、「環境」、「ICT」において他社の追従を数年は許さない特長を持つ商品。

【関連リンク】
コマツ(KOMATSU)
NTTドコモ(NTT docomo)

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