ソフトバンク、米Sprintなど4社、ブロック・チェーンコンソーシアムCBSGを発足

ソフトバンク株式会社、米Sprint Corporation、台Far EasTone Telecommunications Co., Ltd.、ならびにブロックチェーン技術開発企業である米TBCASoft, Inc.は、ブロックチェーン・コンソーシアム「Carrier Blockchain Study Group」(以下、CBSG)を発足したと発表した。

2017年2月、ソフトバンク、Sprint、TBCASoftの3社は、通信事業者向けブロックチェーン技術の共同開発における協力を目指すことに合意し、TBCASoftのブロックチェーン・プラットフォームと通信事業者のシステムを接続する実験に取り組んでいた。

今回、新たにFar EasTone Telecommunicationsが加わったことを機に、この連携を次世代のキャリア間ブロックチェーン・プラットフォームとエコシステムの構築を目指すコンソーシアムに発展させる意向だ。CBSGは今後もグローバル規模でさらに多くの通信事業者の参加を募る予定だという。

なお、ソフトバンク、Sprint、TBCASoftの3社は、TBCASoftのブロックチェーン技術を使ったキャリア間ブロックチェーン決済システム上で、通信事業者間のトップアップやモバイルウォレット連携、国際送金、IoTを使った決済の実験に成功したとあわせて発表している。

同プロジェクトでは、通信事業者の通信バックエンドシステム同士を接続する。このシステムにより、通信事業者間のトランザクションの遅延またはエラーをなくすことが可能になるという。

最後に、CBSGの発足にあたり、4社の責任者は下記のように述べている。

<TBCASoftの創業者兼CEO リン・ウー氏>

「TBCASoftは、通信事業者が運用するサーバー上で稼動するブロックチェーン・プラットフォームの分散型台帳ネットワークを開発しています。われわれはグローバルキャリアと共に、世界に広がる数十億人のユーザー隅々にまで革新的なサービスを提供できる、極めて高い安全性と性能を兼ね備えたブロックチェーン・システムの構築を目指しています」

<ソフトバンクのIT統括 ITサービス開発本部 本部長 福泉武史氏>

「TBCASoftは洗練された階層化システムアーキテクチャを採用しており、短期間かつ合理的なコストで、TBCASoftのブロックチェーン・プラットフォームと、ソフトバンクのビジネスサポートシステムおよびモバイルアプリケーション・サーバーを統合することに成功しました。われわれは、通信事業者が今後検討していく価値交換サービスに関し、TBCASoftのブロックチェーン・プラットフォーム上の実装と性能が確認できたことに満足しています」

<Sprintのイノベーション&パートナーシップ ヴァイスプレジデント ダグ・ガーランド氏>

「CBSGは、通信業界においてブロックチェーン技術への理解と発展をリードしていきます。通信事業者が協力し、この新しいプラットフォームとエコシステムを活用することで、ブロックチェーンの潜在的な可能性がグローバル規模で最大限発揮されるでしょう」

<Far Eastone Telecommunicationsのヴァイスプレジデント マイク・リー氏>

「台湾を含むアジア市場では、モバイル決済に対する非常に大きな需要があります。TBCASoftのブロックチェーン・プラットフォームは、通信事業者が分散型台帳システム上で連携することで、この新しいビジネス領域における競争を変えるソリューションを提供します。さらに重要なのは、通信事業者がCBSGコンソーシアムを通じて、グローバルサービスを提供するためのブロックチェーン技術の可能性を、最大限活用するために協力できる点です」

【関連リンク】
ソフトバンク(SoftBank)
スプリント(Sprint)
遠傳電信(Far Eastone Telecommunications)
TBCASoft

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