テキサス・インスツルメンツ、スマート水量計向け超音波センシング・マイコン「MSP430」の新しい製品ファミリを発表

テキサス・インスツルメンツ(以下、TI)は、スマート水量計向け超音波センシング・マイコン「MSP430」シリーズの新しい製品ファミリ「MSP430FR6047」を発表した。さらに、既存の機械式水量計に自動メータ読み取り(AMR)機能を追加するためのモジュール設計を簡素化する、2種類のリファレンス・デザインも併せて発表した。

より高精度、低消費電力となった新しい製品ファミリ「MSP430FR6047」

「MSP430」は、マイコン超音波センシング用のアナログ・フロントエンドを内蔵しており、低消費電力なスマート水量計を可能にする特長を持つ。今回の「MSP430FR6047」は同シリーズのポートフォリオの一つとなり、波形キャプチャ機能とA/Dコンバータをベースとした信号処理の利点を活用することで、流量計製品の開発において、より高いインテリジェント機能が追加されている。

この手法によって、1リットル/時間以下の低流量でも25ピコ秒以下の精度を提供し、競合デバイスよりも高精度の計測ができる。また、水量計システムの部品点数を50パーセント、消費電流を25パーセント削減することから、10年以上充電が不要な水量計も可能にする。

また、この新型マイコンは、先進の信号処理が可能なlow-energy acceleratorモジュール、256 KBのFRAM(強誘電体ランダム・アクセス・メモリ)、LCD(液晶ディスプレイ)ドライバや検量テスト・インターフェイスも集積している。

「MSP430FR6047」の仕様についてはこちらを参照

機械式の水量計にワイヤレス通信機能を追加する、コンパクトで低消費電力のリファレンス・デザイン群

今回の新しい低消費電力流量計測のリファレンス・デザイン は、機械式流量計を電子計測化するコンパクトなソリューションであり、低消費電力により長い電池動作時間を提供するのが特徴。ワンチップのSimpleLink「CC1350」デュアルバンド・ワイヤレス・マイコンを実装しており、AMRネットワーク向けのデュアルバンドのワイヤレス通信機能を追加できる。

また、基板実装面積縮小の利点を活用することで既存の機械式流量計を容易に改装でき、配備された高価なメータの交換を避けながら水道設備にAMR機能を追加できる。「CC1350」ワイヤレス・マイコンは、流量の測定時の消費電流がわずか4μAであり、製品の動作期間の延長に役立つ。

もう一つの新型リファレンス・デザインは、SimpleLink Sub-1GHz「CC1310」ワイヤレス・マイコンをベースとした超低消費電力ソリューションだ。これはTIのwireless M-Bus softwareスタックを使い、868MHz周波数帯でWireless M-Busのすべての動作モードをサポートする。

【関連リンク】
テキサス・インスツルメンツ(TI)

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