Harman Kardon、マイクロソフト「Cortana」搭載のスマートスピーカー「Invoke」を米国で販売開始

Harman Kardonは、マイクロソフトの音声アシスタント「Cortana」を搭載したスマートスピーカー「Invoke」の販売を米国で開始した。パールシルバー(白)とグラファイト(黒)の2色のオプションがあり、小売価格は119.95ドルだ。

https://youtu.be/UMnVAZpPGUs

オーディオの世界で60年以上の実績を持つHarmanによってつくられた「Invoke」は、3つの直接放射型ウーファー、3つの直接放射型ツイーター、そして2つのパッシブラジエターから360度全方位にパワフルなサウンドを提供するという。

また、7つのマイクロフォンとHarmanの遠距離音声認識テクノロジSoniqueにより、利用者の場所に関わらずCortanaがユーザーの声を聴けるようになっている。出荷開始時点で利用可能な音楽サービスには Spotify Premium、iHeartRadio、TuneInなどがある。また、Pandoraもまもなく追加予定だという。

Invokeの中核にあるのはマイクロソフトのパーソナルデジタルアシスタントCortanaだ。Cortanaは、職場や家庭の様々な作業の管理を支援して重要なことにフォーカスできるようにしてくれる。

マイクロソフトは長期的にCortanaを拡張してきた。最初はWindows 10 PCで、次にAndroidとiOSで、さらにはXbox上のSkypeでもCortanaの体験を提供し、1億4,800万人のユーザーに対応している。

デジタルアシスタントは、利用者がどこにいても、どのデバイスでも利用できるべきだとマイクロソフトは考えている。そして、それがCortana体験をアンビエントスピーカーにも提供する理由だという。

Invoke上のCortanaにより音楽再生を音声でコントロールしたり、質問の回答を得たり、Office 365の情報にアクセスしたりすることができる。

Invokeは、マイクロソフトの音声認識テクノロジを活用してコマンドを解釈し、音楽再生をコントロールする。さらにOffice 365のプロダクティビティサービスと統合して、スケジュール管理、カレンダーのチェック、リマインダーの設定などの作業を可能にする。

たとえば、パートナー企業とのミーティングがあった場合に、Invoke上のCortanaに事務所の場所を尋ねると、住所を音声で教えてくれるだけでなく、経路をスマホ上のCortanaアプリに転送することもできる。

また、オフィスで何か作業があることを覚えておきたい時、「コルタナさん、オフィスに行ったら予算レポートを完了することをリマインドして」と言えば、オフィスに行った時に通知してくれるのだという。

Cortanaは仕事以外でも活用することができる。上述の例と同様に時刻を指定したリマインダーもセット可能。「ヘイコルタナ、今晩7時にニューヨークニックスのゲームを見ることをリマインドして」と言えば、家でInvokeスピーカーがチャイムで通知してくれるのだ。

Invoke上でBingナリッジグラフにサポートされたCortanaのインテリジェンスを使用することで、最新のニュースやツイートを聞いたり、質問に対する回答を得たりすることもできる。

また、Invoke上のSkypeによってSkypeやスマホの連絡先や近所の店に容易にハンズフリーで通話することができる。無料のSkype間通話に加えて、Invokeは米国から米国、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、グアムの携帯電話と固定電話に対する無制限の無料アウトバウンド通話をサポートする。

SmartThings、Nest、Philips Hue、Wink、Insteonなどが提供するスマートホームデバイスをコントロールすることもできる。そして、今春に発表されたCortana Skills Kitを使用してインテリジェントでパーソナライズされた体験を開発するCapital One、Expedia、Fitbit、OpenTableなどのパートナーや開発者も増加しているという。

InvokeのリリースはCortanaにとっても大きな進歩であるとマイクロソフトは考えており、さらに多くのプロダクティビティ機能を提供予定だという。たとえば、メール (Office 365、Outlook.com、Gmailアカウント)をハンズフリーで操作する機能がまもなく提供される予定だ。

【関連リンク】
マイクロソフト(Microsoft)
ハーマン・カードン(harman/kardon)

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