アプトポッド、自動車の研究開発向けIoTクラウドサービスパッケージ 「Visual M2M Automotive Pro」をリリース

IoT/M2M関連ソフトウェア企画開発/販売を手がける、株式会社アプトポッドは、自動車産業における研究開発向けクラウドサービスパッケージ「Visual M2M Automotive Pro」を正式リリースした。

「Visual M2M Automotive Pro」は、自動車開発、自動車関連技術開発におけるデータ収集、可視化、分析、機械学習などのデータサイエンスワークフローを包括的に支援することができるクラウドサービスパッケージだ。

自動車の制御信号であるCAN(Controller Area Network)への標準サポートのほか、同社が開発したintdashアーキテクチャの採用により、動画・音声などのメディアデータなどをはじめ、自動運転やADAS(Advanced driver-assistance systems)の技術開発に欠かせないLIDAR (Light Detection And Ranging), ミリ波レーダー, 高精度GPSなど様々なセンサーデータを扱うことが可能だ。

Visual M2M Automotive Proはクラウドサービスサーバーである「Visual M2M Cloud Server」を中心に、車両データを自動収集・送信する車載ターミナル「Terminal System」及び高度な可視化を実現するブラウザアプリケーション「Data Visualizer」で構成される。

Terminal Systemで収集されるデータは自動的にVisual M2M Cloud Serverのデータベースに収容され、即座にData Visualizerで可視化・分析することが可能。

製品の詳細は以下の通りだ。

■ブラウザベースのダッシュボードアプリケーション「Data Visualizer」
・豊富なビジュアルパーツから、ドラッグ&ドロップなど簡単操作でダッシュボードを作成可能
・各種グラフ、メーター、ヒストグラム、散布図、2D/3Dモデルなど様々なビジュアルパーツにより多角的な可視化が可能
・バイナリデータ、テキストデータをはじめ、様々なデータ形式に対応
・CANデータベースファイル(DBC)をローカルPC上でインポートし物理値変換ができるため

■データの秘匿性を担保
・計測データの統合管理、編集及びCSV形式でのデータダウンロードが可能
・マップパーツを用意しているため、GPSを活用したマップトレースが可能
・CANのバイナリ、HEXデータをストリームで確認することができるCANモニタ機能
・スケジュールに則り、各種自動レポートを生成することができるレポート機能
・車両の計測状態をリアルタイムで確認できるスマートフォンアプリケーション『VIEWER』

■車載用データ処理ハードウェア「Terminal Systems」
・CANバス、アナログ/デジタルセンサなど複数の入力データソースを統合、タイムスタンプ処理
・イグニッション連動での自動起動と自動シャットダウンによる常時計測を実現
・受信専用CANトランシーバーによるセキュアなCANデータ取得が可能
・複数のCANバスのデータ収集が可能
・内蔵LTE通信モジュールによりサーバーへリアルタイムアップロード
・GPSモジュール内蔵

■高速でセキュアなクラウド基盤「Visual M2M Cloud Server」
・プロジェクト毎に提供するため、秘匿性の高いプロジェクトインスタンス
・高い可用性とセキュアなクラウド環境を提供
・グローバルにおける各リージョンでのインスタンス提供が可能
・intdashアーキテクチャを採用し、幅広いデータ形式への対応とリアルタイム性が高いデータストリーム処理を実現

※intdashとは
自動車、産業機器、ロボティクスの制御ネットワーク、ウェアラブルセンサーなどのエッジネットワーク、遠隔操作端末、ユーザーインターフェイスなどの間でやり取りされる1/100秒、1/1000秒などといった短周期で高精細なデータをインターネット網、モバイル回線を介して、低遅延なリアルタイムデータ伝送、データの完全性(クラウドデータストア)、そして双方向伝送を同時実現する超高速IoTハブフレームワーク。

【関連リンク】
アプトポッド(APTPOD)

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