IDC、国内産業用ネットワーク機器市場は年間平均21.4%の高成長を予測

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【概要】
■国内産業用ネットワーク機器市場は、2017年で85億円と小規模ながらポテンシャルの高い市場
■2017年~2022年の年間平均成長率21.4%で成長し、2022年には224億円規模に
■市場の中心は産業用イーサネットスイッチだが、ネットワークの高度化と共に産業用ルーターと無線LANアクセスポイントが大きく成長と予測

IDC Japanは、国内産業用ネットワーク機器市場に関する予測を初めて発表した。これによると、国内産業用ネットワーク機器市場は、2017年~2022年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)で21.4%と非常に成長率の高い市場であることが明らかになった。

厳しい設置環境でも動作するように設計された産業用ネットワーク機器市場は、決して新しい市場ではないものの、IoTの活用が進む中で関心が集まっている。また、ネットワーク接続されていない「グリーンフィールド」が産業用ネットワークには多く残されており、成長の余地は大きいとIDCではみている。

2017年の市場規模が85億円と大きな市場ではないが、2022年には224億円にまで拡大すると予測している。また、オフィスなどに導入される一般用企業向けネットワーク機器市場の成長率が、プラスマイナス1%前後とほぼ横ばいであることを考えると、産業用ネットワーク機器市場のポテンシャルの高さが分かるという。

産業用ネットワーク機器市場を構成する製品セグメント別に見ても、いずれも大きな成長が見込まれる。2017年~2022年のCAGRは、産業用イーサネットスイッチが15.0%、産業用ルーターが57.6%、産業用無線LAN機器が65.6%と予測している。

2017年の市場規模でみると、産業用イーサネットスイッチがほとんどを占めている。しかしながら今後、より高度で可動性の高い産業用ネットワークの導入が進み始めると、産業用ルーターと無線LANアクセスポイント市場も本格的に立ち上がるとみられる。

グリーンフィールドを目指して新規参入するベンダーも現れている中で、「産業用ネットワーク機器市場に未参入の企業向けネットワーク機器ベンダーは、数少ない成長市場として参入を積極的に検討すべきである。一足飛びに最も厳しい環境に耐える製品を作る必要はない。防水防塵性能の強化や、DINレール対応といった新筐体の開発から始めればよいのである。ただし、長期間の戦いを覚悟して市場参入すべきである」とIDC Japanコミュニケーションズ グループマネージャーの草野賢一氏は述べている。

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