GE、電力・ヘルスケアのIoT技術でオリンピック2018冬季大会をサポート

GE は、オリンピック・ワールドワイド・パートナーとして 2 月 9 日(金)に正式に開幕するピョンチャン 2018 冬季大会の運営をサポートする。

電力・ヘルスケアのインフラ向け機器プロバイダーとしても、GEのエナジー・モニタリング・システム(EMS)や包括的な配電システムと医療診断技術がピョンチャン 2018 冬季大会のインフラを支えるとしている。

また GE は、韓国代表選手のリーダーシップ開発と関連テクノロジーでも支援をおこない、トレーニングなどにおいて最大のパフォーマンスが発揮できるようにするという。開幕から閉幕まで GE は競技会場各所に専門スタッフを派遣し、大会を支援する。

1. EMS と最新の配電システムで、大会における電力供給の安定化に寄与

今回のピョンチャン冬季大会で GE のエナジー・モニタリング・システム(EMS)は、オリンピック初導入となる。電力の送電・利用状況をリアルタイムに可視化することで、障害発生時でも素速く対応し、国際放送センターやプレスセンター、選手村を含む 16 カ所の競技施設での電力の安定性と信頼性を高めるとしている。

また GE は無停電電源装置(UPS)を国際放送センターを含むすべての施設に設置し、電力障害が発生した場合でも安定的、継続的に電力供給を可能にするという。また、この UPS システムの稼働状況を監視するために緊急電源サービスの専門家チーム 26 名を配置する。

https://youtu.be/BKD64TQilUo

2. 医療診断技術による分析とアスリート・マネジメント・ソリューションでケガを予防

超音波診断機器、デジタル・モバイル X 線機器の提供だけではなく、専門的な技術者の派遣を含む GE の医療診断ソリューションは選手の健康診断時に素速く、正確な分析が提供できるように医師をサポートする。

GE のセントリシティ PACS ソリューションによって医師はいつでもどこでもパソコンやモバイル端末で診断画像にアクセスすることができ、競技会場が複数に点在する大会期間中も最適なヘルスケアの提供を支援する。

GE の診断機器はピョンチャンとカンヌン会場の総合診療所、チョンソンとボグヮンの各診療施設にも設置され、出場選手が最高の状態で臨めるようにサポートするという。

GE は、国際オリンピック委員会(IOC)と共同で「アスリート・マネジメント・ソリューション」(AMS)と呼ぶ新たなクラウドベースのアナリティクス・ソリューションを開発。

この AMS は会場施設や競技種目、トレーニングの情報と、選手のケガや病気のデータといった貴重な情報を一元化し、選手の健康管理と今後の大会に向けて医師による安全対策の改善に役立てることも目的としている。

https://youtu.be/HQ9WZhlfh6M

3. リーダーシップ開発ノウハウに基づき、韓国スキー・スノーボード連盟の選手を育成

2016 年 9 月、GE は韓国スキー連盟(KSA)と提携し、選手への財政面また技術面の支援をおこなってきた。

2017 年 5 月には GE はクロトンビル・リーダーシップ・プログラムに基づき開発したプログラム「スポーツ・リーダーシップ・キャンプ」を韓国で初めて開催し、70 名の韓国代表選手とコーチにグローバルリーダーとしての理解を深め、リーダーシップ開発を支援した。

【関連リンク】
GE(General Electric)

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