日本ナショナルインスツルメンツ、サブ6GHzの5G New Radioに対応するテストソリューションを発表

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(以下、日本 NI)は 2018 年 3 月 13 日、6 GHz 以下(サブ 6 GHz)の周波数帯に対応する 5G テストソリューションを発表した。

同ソリューションは、3GPP Release 15 で標準化された 5G New Radio(NR)に準拠している。

5G NR のサービスインを目前に控え、6 GHz 以下の周波数帯に対応する 5G RF コンポーネントやデバイスの開発が進められている。

5G の普及に向けた取り組みが加速する中で、これらのコンポーネントやデバイスを開発・製造するベンダは、製品をいち早く市場に投入しようと、激しい競争を繰り広げている。

今回 NI がリリースする 5G NR 対応テストソリューションは、「高い費用対効果」と「高いテスト性能」を特長としているという。

日本 NIは、同ソリューションの採用により、エンジニアは新たな設計の特性評価を短時間で完了できるだけでなく、一貫したアプローチの下、製品開発から製造までのあらゆるテストをシームレスに進めることができるとしている。

NI の 5G NR 対応テストソリューションは、特に 3.3~4.2 GHz 帯と 4.4~5.0 GHz 帯で動作する広帯域 RFIC のテストに適している。

1 GHz の瞬時帯域幅に対応し、6 GHz までの周波数帯をカバーするベクトル信号トランシーバ(VST)「PXIe-5840」を使用すれば、400 MHz 以上の連続信号帯域幅で動作するデバイスをテストできる。

NI VST は、様々な計測を高速に行えるだけでなく、100 MHz の NR 信号に対して 0.32%(-50 dB)を超える残留 EVM 性能を備えている。

そして、このソリューションの重要なコンポーネントが、3GPP 標準規格とともに進化してきた RF 計測ソフトウェアライブラリ「NI-RFmx」だ。

NI-RFmx は、3GPP Release 15 で規定される 5G NR 波形の生成・解析機能を備えており、15 kHz~120 kHz のサブキャリア間隔を持つ OFDMA ならびに DFT-s-OFDM のキャリアアグリゲーション波形をテストすることができる。

今回発表された 5G テスト用の技術は、2G、3G、LTE-Advanced Pro、WiFi 802.11ax、Bluetooth 5 などを対象とする測定ソフトウェアを含む、RF/半導体テスト用の製品ポートフォリオに組み込まれる。

エンジニアは、NI VST を、DC からミリ波までを網羅する 600 種類以上のモジュール式 PXI 製品と組み合わせて使用することにより、包括的な半導体特性評価/製造テストシステムを構築することができるということだ。

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ナショナルインスツルメンツ(National Instruments)

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