アウトソーシングテクノロジー、AIが離職を防ぐビジネスチャットをリリース

株式会社アウトソーシングテクノロジーと、AOSモバイル株式会社は、ビジネスチャット「InCircle(インサークル)」のデータを解析するサービスを共同開発し、「離職防止ソリューション for InCircle」としてリリースした。

「離職防止ソリューション for InCircle」は、ビジネスチャットInCircleでやり取りされたチャットデータをAIが解析し、社員の想いや本音を把握するサービスだ。

全体の文章の中で、頻度の高いワードを自動的に検出し、キーワードの発信者や発言時期などを可視化。あらかじめ設定したキーワードが書き込まれた際に、人事担当者のInCircleにアラート通知させることもできるという。

たとえば「辞めたい」「転職」「卒業」など、離職を想定させるようなキーワードを設定することで、書き込んだ段階で早期に職場環境の見直しや、本人へのフォローなどの対応が可能になる。また、過去に退職した社員のチャットデータを解析し、どのような会話パターンが離職につながりやすいのかを分析。辞めたいという考えに至る前に、会話パターンから離職を予測し個別対応ができるという。

少子高齢化が進みバブル期並みの売り手市場ともいわれる昨今、離職防止は企業にとって大きな課題だ。社員の離職の理由は給与や仕事内容などさまざまだが、社員の意見や不満を吸い上げ評価や制度に反映させる、社内コミュニケーションが重要となっている。

会社の規模が大きくなるにつれて直接的なコミュニケーションは減り、手軽に要件を伝えることができるビジネスチャットが広がりを見せているという。

ビジネスチャットと言っても、その用途は業務連絡を行うだけに留まらない。チームでの成功体験の共有や、仕事の愚痴や弱音なども、社員同士で日常的に会話がされている。アウトソーシングテクノロジーは、「社内のビジネスチャットは、社員の感情が詰まったデータベース」だとしている。

「ピープルアナリティクス(※)」という概念が、ここ数年日本でも注目されつつあるというが、「離職防止ソリューション for InCircle」も、ピープルアナリティクスを活用したサービスだという。離職防止のためには、離職の理由となった就業環境の改善や評価の見直しなど、解析データを組織作りに反映させることが重要だとしている。

離職につながりやすい会話パターンも会社ごとに異なり、チャットのログが蓄積すればするほど、精度の高い解析が可能になる。「離職防止ソリューション for InCircle」は、「企業といっしょに育てていくサービス」として展開していく予定だという。

※ピープルアナリティクス:従業員の行動データを収集・分析し、分析結果を人事配置や社内環境の整備など、生産性の高い職場づくりに生かす技術

【関連リンク】
アウトソーシングテクノロジー(OUTSOURCING TECHNOLOGY)
AOSモバイル(AOS Mobile)

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