Marvellの車載ギガビット・イーサネット技術、日本の自動車業界団体から準拠認定を取得

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ストレージ、ネットワーク、コネクティビティの半導体ソリューションのMarvell Semiconductor, Inc. (以下、Marvell) は、1ギガビット/秒の転送速度を実現するIEEE 802.3bp 1000BASE-T1準拠車載PHYである「88Q2112」ソリューションが、一般社団法人JASPAR (Japan Automotive Software Platform and Architecture) の適合性試験を完了し、100%の合格を得たことを発表した。

JASPARは、日本で新たなオートモーティブ関連技術の導入を促進するために2004年に設立。高度なオートモーティブ向け電子制御ソフトウェアやネットワークの標準化と共用を通じて、開発効率の向上と信頼性の確保を支援している。

また、この目的に基づき国内のオートモーティブ関連OEM企業やTier 1パートナー企業が参照するための共通の仕様ガイドラインを提供。会員には、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スズキ、デンソー、ボッシュなどの世界的な自動車関連メーカーが含まれている。

JASPARの次世代高速ネットワーキング・グループは、これまでにMarvellが提供するIEEE 802.3ベースの100BASE-T1と100BASE-TX接続ソリューションの両方を評価し、今回は同グループによる評価の対象がMarvellの最新の1000BASE-T1オートモーティブ・テクノロジーまで拡張されたという。

評価に利用された88Q2112ベースの開発基板は、デンソーのエンジニアによって設計と組み立てが行われ、JASPAR会員で協力関係にある複数のTier1およびTier2の自動車サプライヤーによって試験が実施。

電磁両立性 (EMC) エミッションやイミュニティの試験、RFイミュニティに対するバルク電流注入(BCI) 試験、ギガビット互換ハーネスを利用した極温試験など、包括的な試験が実施された。

また、静電気放電(ESD)、対誘導ノイズ、最小絶縁抵抗試験、クロック・スキュー、信号線の電源ショートおよびグラウンド・ショートの試験も実施。Marvell 88Q2112ソリューションは、すべての試験に合格した。

【関連リンク】
「Marvell 88Q2112 PHY」詳細
JASPAR

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