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ファーウェイとDU-ITがスマートシティ化でデュイスブルクを支援

ファーウェイ(Huawei、華為技術)とDuisburger Versorgungs- und Verkehrsgesellscaft mbH(DVV)の市営関連企業であるDU-ITはCEBIT 2018で、「Rhine Cloud」ブランドとスマートシティーサービスに関する枠組み協定に調印した。

この協定によって両社の協力が拡大し、デュイスブルクのスマートシティー化を実現する相互の取り組みが強化される。

ファーウェイとDU-IT GmbHの両社は「スマートシティー・デュイブルク」(Smart City Duisburg)ネットワークの一員である。

この発表は2018年1月にデュイスブルク市とファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループ(Huawei Enterprise Business Group)が調印した「覚書」(MoU)に続くものだ。

両パートナーは、新しい情報通信技術(ICT)を実施することでデュイスブルクを数年以内に西欧の革新的でデジタル化されたモデル都市にすることで合意した。

MoUの目的は革新的なアイデアとソリューションを発展させ、現地と国際的なパートナーならびに市営企業を含むエコシステムを通し、デュイスブルクの生活の質向上のために新技術を活用することだ。12日の枠組み合意への調印は、この進展における重要なマイルストーンとなる。

スマートシティーとパブリックサービス・クラウドプラットフォームのブランドネームであるRhine Cloudの導入はデュイスブルクをスマートシティーにする上で大きなステップであり、都市の自動化とインテリジェンスをサポートする機能を提供するとしている。

さらにファーウェイは枠組み合意の調印式の場で、Rhine Cloudで最初のインフラストラクチャー・アズ・ア・サービス(IaaS)が利用可能であると発表した。デュイスブルクでは、DU-ITがRhine Cloudをホスティングしている。

DU-ITとNavVisのMOUがRhine Cloud向けのスマートシティーSaaSを実現

最初のRhine Cloudに基づくソフトウエア・アズ・ア・サービス(SaaS)はNavVisの技術を活用する。同技術は屋内環境をデジタル化するために設計されたもので、電子政府、観光、施設管理、小売などのスマートシティーの使用事例に利用される。

NavVis技術によってユーザーは完全な没入型3D通路の屋内を探索することが可能。NavVis M6屋内モバイル・マッピングシステムで屋内環境をスキャンした後、ブラウザーベースのNavVis IndoorViewerが高解像度の画像として建物データを視覚化する。

実際の応用例がCEBITで披露される予定で、それには歴史的な水道設備のバーチャルツアー、デュイスブルクのStadthistorisches博物館のデジタルガイド付きツアー、センチメートル単位で精密なデュイスブルクのオフィスビル3Dマッピングが含まれる。このサービスはRhine Cloudを通して2018年10月から利用可能だ。

現在、データはISO 27001認証を受けたDU-ITのデータセンターでホスティングされており、自治体、市営機関や大学といったセキュリティーへの要求が高まっている顧客向けに広範なITサービスを提供している。

多岐にわたるDU-ITのサービスのポートフォリオは柔軟な組み合わせが可能で、クラウドストレージからソフトウエア・アズ・ア・サービス、ファイバー接続まで対応する。

DU-ITが保有するデータセンターはGerman Federal Office for Information Security(ドイツ情報セキュリティー庁、BSI)が要求する仕様に対応した特別セキュリティーゾーンを持ち、TUV(ドイツ技術検査協会)のレベル3となる。

緊急時電源、防火ならびに冷却の複合システムを備え、常にコンピューティングパワーを発揮する。さらに、データは物理的に離れた場所に同調ミラーリングされている。

【関連リンク】
ファーウェイ(Huawei/華為技術)

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