古河電気工業株式会社は、耐環境性能と利便性が向上させた光ファイバホットストリッパ「S251A」を、2025年4月より発売すると発表した。
光ファイバホットストリッパは、加熱により光ファイバの被覆を除去する装置で、データセンタ向け超多心ケーブルの工事や電線の保守工事などで使用されている。
古河電気工業の従来機では、多様な光ファイバの心線数・被覆径・テープ厚に対応するために、複数の光ファイバホットストリッパを使用する必要があった。そのため、あらゆる作業環境と光ファイバに対応できる新型機の開発を進めていた。
こうした中開発された「S251A」は、USB Type-Cコネクタに対応しており、モバイルバッテリからも充電可能となっている。
また、防滴性能IPX4と、衝撃保護性能IK07を取得したことで耐環境性能が向上し、高所や屋外でも作業することができる。
ヒーター機構部は平らなデザインになっており、付着した光ファイバの被覆や端材の清掃が簡単になった。これにより、光ファイバの加熱時間が約2秒と従来機に比べて30%短縮した。
さらに、LEDランプ・ブザー音・バイブレーションの3つの通知機能を搭載したほか、単心から16心数、フラットリボン、ローラブルリボン、0.50mm単心線4心一括といった光ファイバに対応している。
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