楽天モバイルと楽天シンフォニー、大規模Open RAN商用ネットワークにAIでRANを管理・制御する機能を導入

楽天モバイル株式会社と楽天シンフォニー株式会社は、AIにより無線アクセスネットワーク(以下、RAN)を管理・制御する機能「RAN Intelligent Controller」(以下、RIC)を、楽天モバイルが展開する大規模Open RAN商用ネットワークへ導入し、ネットワーク消費電力の削減を実現したと発表した。

RICは、同プラットフォーム上のアプリケーションである「rApps」に機械学習アルゴリズムを搭載することで、トラヒックのパターン解析から、需要予測、基地局の使用率調整まで自動化を実現し、ネットワークの最適化を図る機能だ。

今回RICを商用ネットワークに導入したことで、ネットワークにおけるトラヒックのパターン解析や需要予測を可能にし、特定の基地局の利用状況に応じた柔軟な制御によるネットワーク運用の効率化を実現した。

今後両社は、2025年内に全国展開することで、まずは従来の同ネットワークと比較して約20%の消費電力削減を目指し、今後段階的に拡張しながら、環境に配慮したモバイルネットワークの運用に取り組んでいく計画だ。

なお、今回の消費電力削減の成果は、楽天モバイルが2023年より開始している、国立研究開発法人情報通信研究機構による委託研究開発「Beyond 5G における高度RAN基盤を実現するOpen RAN無線通信技術の研究開発」および、助成事業「次世代通信に向けたエッジクラウドの高度化技術に関する研究開発プロジェクト」の取り組みの一つだ。

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