ビジョン、AIで通信品質を最適化する「グローバルWiFi type AI」を開発

株式会社ビジョンは、AI技術を活用して通信ネットワークの最適化とユーザ体感品質(QoE)の向上を図るサービス「グローバルWiFi type AI」を開発したことを発表した。

同サービスは、AIが通信実績データに基づいてユーザが「実際に利用できているか」を判定し、自律的に最適な回線へ切り替えることで、通信品質の向上に加え、通信リソースの最適配分による原価効率の向上と運用自動化を通じたスケーラビリティの確保を実現するものだ。

ビジョン、AIで通信品質を最適化する「グローバルWiFi type AI」を開発
「グローバルWiFi type AI」の概要

具体的には、Wi-Fiルータから取得される電波強度や通信品質、通信実績、位置情報などのデータをリアルタイムで蓄積し分析する。

これらをもとに、現在開発中の機能として、AIが電波状況や混雑状況から最適な通信回線を自動選択する「通信ネットワークの最適化」機能と、通信速度などの実利用データから「実際に利用できているか」を判定する「QoE(体感品質)に基づく制御」機能が組み込まれる予定だ。

これにより、SIMの切り替えやネットワークの再接続といった制御が自動で実行され、ユーザは操作不要で常に安定した通信環境を利用できるようになる。

また、同様に開発中の機能として、複数キャリアのネットワークとSIMリソースを活用するマルチネットワーク対応が実装され、利用環境に応じた最適な接続が可能となる。

ビジョンは現在、2026年8月の提供開始に向けて同サービスの開発および検証を進めている。

今後は、蓄積された通信データをさらに活用し、将来的な予測型制御や、Wi-FiとeSIMを統合した最適化への展開も見込んでいるとのことだ。