IoTスマートホーム製品を開発・製造販売するアトムテック株式会社は、スマートフォンアプリで住宅内の様子を遠隔からWi-Fi経由で見守り・監視ができるスマートホームセンサーキット「ATOM Sensor V2」を新たに開発し、10月27日より販売を開始する。
同製品は、前身となるATOM Sensorを基本設計から見直して開発した新製品となる。初代モデルはアトムテックのスマートホームカメラ「ATOM Cam」のカメラ筐体にドングルを挿す方式で、アドインして作動する形であったものを、同製品はATOM Camを所有しない人も使用できる、独立したセンサーキットとして開発された。
同製品では、センサー64個まで対応できるドングル(ATOMドングル)と3種のセンサー「ATOM温湿度センサー」「ATOM開閉センサー」「ATOMモーションセンサー」でキット構成されており、各センサーが検知した情報はプッシュメッセージでスマートフォンにリアルタイム通知される。
ATOM温湿度センサーは、周囲環境の温度と湿度を測定して本体画面に表示し、専用アプリに同数値をリアルタイム表示する。アプリ上では推移のグラフも表示する。ATOM開閉センサーは、本体とマグネットの2つのピースで構成され、両者間の磁気誘導により、ドアや窓の開閉状態を検知判断する。開/閉の検知とリアルタイム通知のほかに「開いている」や「閉じている」判定が一定時間以上継続されると自動で通知を行う設定も可能だ。
ATOMモーションセンサーは、赤外線を感知することにより、人やペットの動きを検出する。動体検知とそのリアルタイム通知に加え、空間が「明るい」か「暗い」かの状態も検知する。
センサーはいずれも背面の両面テープでどこにでも簡単に設置できる。各センサーとATOMドングルとはBluetoothで接続され、ドングルで集約した情報がWi-Fi経由でATOMクラウド(国内AWS)に発信される。専用のATOMアプリがインストールされ、ATOM IDを登録済みのスマートフォンで遠隔からリアルタイムに自宅内の状況を確認することができる。クラウドサーバー料金などの定額経費は無用だ。
ATOM温湿度センサーのAlexa連携(定型アクション)は、スキルを更新して11月中には対応を完了する予定としている。これによりAlexaからの「30度を超えました」といった音声通知が可能になる。また今後のスキル更新により、例えば、温度や湿度が設定値以上の状態にスマートリモコン経由でエアコンや換気扇のスイッチを入れる、などの温湿度検知による他のスマートホームデバイスの制御が可能になるという。
なお、同製品の販売価格は、自社ATOM製品公式販売サイト「ATOMストア」では5,980円(税込)だが、発売キャンペーンとして先着1,000台を税込4,980円(送料別)で販売する。ATOMストアのほか、Amazon、楽天でも販売される。
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