株式会社ソラコムは、IoT活用を支援する企業が参加する「SORACOM パートナースペース(以下、SPS)」を、2021年3月よりリニューアルすることを発表した。それに伴い、新しいカテゴリーでのパートナーの募集を開始した。
SPSは、ソラコムのパートナープログラムである。2015年より開始し、現在は申請パートナーは660社、IoTプロジェクト推進やSORACOM活用の実績を持つSPS認定済パートナーは123社以上となっている。
変更点は以下の通り。
- 「テクノロジー」カテゴリの追加
- 「デバイス」カテゴリにおいて、設計開発パートナーの登録を開始
- 上位インテグレーションパートナーの認定
- 「ソリューション」カテゴリのリニューアル
IoTシステムを実現する上で必要なテクノロジーを提供するパートナーとしてテクノロジーパートナーを新設する。具体的には、IoTプラットフォーム、BI/Analytics、セキュリティ、ネットワークなど、SORACOMサービスとの連携機能を有する企業を対象とする。
従来からの通信モジュールやゲートウェイなどの認定デバイスの保有に加え、SORACOMを利用したプロジェクトでのデバイス設計・開発の実績を持つ会社も対象とする。
「インテグレーション」カテゴリにおいて、より多くの実績を持ち信頼できるパートナーとして、上位レベル認定として「SELECTEDインテグレーションパートナー」を設定する。
「ソリューション」カテゴリは、SORACOMを活用し、複数のカテゴリを横断して、製造業界、物流業界などの各業界向けや、動態管理、カメラによる遠隔監視などSORACOMの通信を利用したサービス・ソリューションを提供するパートナーを指すカテゴリとしてリニューアルする。
また、新パートナー制度のカテゴリーは以下の通り。
- SPSデバイスパートナー
- SPSインテグレーションパートナー
- SPSテクノロジーパートナー
- SPSソリューションパートナー
SPS デバイスパートナーとは、 SORACOM AirやSORACOM Beamに対応したセンシングデバイス、ゲートウェイ、LTE/3G 対応モジュールなどのIoTデバイスを提供する。 SPSデバイスパートナーに該当するのは、IoTデバイスを扱う企業である。
SPS インテグレーションパートナーとは、SORACOM Air や SORACOM Beam を含む SORACOM プラットフォームを活用したシステムやサービスのシステムインテグレーション、マネージドサービス、コンサルティングを提供するプロフェッショナルサービス企業である。
IoTシステムを実現する上で必要なテクノロジーを提供するパートナーとしてテクノロジーパートナーを新設する。具体的には、IoTプラットフォーム、BI/Analytics、セキュリティ、ネットワークなど、SORACOMサービスとの連携機能を有する会社を対象とする。
SORACOMの通信を使って通信費込みのサービスを提供されているパートナーが対象となる。
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