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要素技術 > フォレストシー・北陸電力・富山大学など、北アルプスの携帯電波圏外エリアにおけるIoT通信インフラの構築に向けた実証試験を開始
株式会社フォレストシー、北陸電力株式会社、国立大学法人富山大学、五十嶋商事有限会社は共同で、登山者の安全・安心の確保に向けた取り組みとして、無線通信技術(LPWA)を活用した北アルプスの携帯電波圏外エリアにおけるIoT通信インフラの構築に向けた実証試験を開始することを発表した。
同実証試験では、今年の降雪前の期間において、通信インフラの構築・運用に係る検証と、通信機器相互の通信状況(登山者の位置情報の把握、メッセージの送受信)及び通信可能エリアの調査を行う。
具体的には、フォレストシーが保有する独自の長距離無線通信規格「ジオウェイブ」を活用し、北陸電力が保有する有峰ダム(富山県富山市)と五十嶋商事が運営する山小屋に通信機器を設置し、北アルプスの携帯電波圏外エリアにおけるIoT通信インフラを構築する。
この通信インフラ上で、フォレストシーのチャットコミュニケーション及びSOS発信端末「ジオチャット」を用いて、登山者の位置情報のモニタリングや、遭難を想定した緊急SOS通報の有効性を確認する実証試験を行う。また、富山大学が、ジオチャットを用いた中山間地域での無線通信調査、データの分析及び活用の検討を行う。実証期間は、2021年6月~2022年2月を予定している(現地での実証は、2021年7月~10月予定)。
既に、有峰ダムに親機の設置が完了しており、今後は山小屋への中継機設置を進めて通信エリアを広げ、富山大学と連携してジオチャット端末による登山者・山小屋間の位置情報を伴うチャットコミュニケーション及びSOS発信を可能とするための実証試験を行うとしている。

北アルプス太郎平小屋の様子
有峰ダム 親機仮設置の様子
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