アイリスオーヤマ、無線制御システム「LiCONEX」を活用したIoTサービス提供による企業連携を強化

アイリスオーヤマ株式会社は、無線制御システム「LiCONEX」を活用したIoTサービスの開発を提携企業と共同で行う「LiCONEXパートナー制度」を開始した。

LiCONEXは、2017年にアイリスオーヤマが照明制御事業に本格参入する際に開発した独自の通信プロトコル採用の無線制御システムである。無線のため天井裏の大掛かりな配線工事が不要で設置でき、周辺機器も通信の親機となる「ベースモジュール」のみで操作できるため、有線の照明制御システムと比較して初期投資を抑えることができる。

また、ウェブアプリを通して操作できるため、タブレット・スマートフォン・パソコンなど、様々なデバイスから操作が可能である。照明器具は個別に制御できるため、離席時に自分の席のみ消灯するなどの細かな節電も可能だ。

さらに、アイリスオーヤマ独自の通信方式である「メッシュリンクプロトコル」により、照明器具から照明器具へとリレー方式で信号を伝達する。指定の照明器具まで信号を伝える最短ルートをそれぞれの照明器具が自動で選択するため、素早く安定した通信が可能だ。

今回発表した制度により、LiCONEXが提供する双方向通信や複数デバイスとの連携機能と提携企業が提供する優れたセンシング技術やIoTサービスを融合することで、様々なIoTソリューション・サービスを開発、提供できるという。

IoTNEWS編集部

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