IIJ、オンプレとマルチクラウドのデータ連携をする「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」を提供開始

昨今、企業でもオンプレミスとクラウドを併用するマルチクラウド環境が普及を始めている。しかし、マルチクラウド環境ではシステム間のデータ連携が複雑化し、データ連携機能の開発工数や費用、オンプレミスに蓄積された機密性の高いデータをクラウド上でセキュアに扱えるようにすることが課題となっていた。

そこで株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は、データマスキング機能(機密性の高い情報の秘匿化)や閉域接続サービスによるセキュアなデータ活用ができる、マルチクラウド環境におけるデータ連携プラットフォーム「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」の提供を、2022年12月21日より行う。

オンプレミスのシステムとクラウドサービス間を流れるデータを「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」に集約することで、既存のシステムに影響を与えずに必要なデータを抽出し、クラウドサービスへデータを連携させることができる。

「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」では、Salesforce、AWS(Amazon Web Service)などのクラウドやOracle Database、Microsoft SQL ServerなどのRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)など、90種類以上の連携アダプタがあらかじめ準備されている。さらに、連携のためのデータフローはノーコードで開発することが可能。

データフロー開発は、アイコンのドラッグ&ドロップなどのGUI操作で実施可能。他にも、オンプレミスのシステムから抽出したデータをマスキングし、個人情報など機密情報を秘匿化して、クラウド上でも安全にデータを取り扱うことができるよう加工することができる。

また、本番環境と同等のテストデータを簡単に作成できるため、質の高い機能テスト、性能テストが実施可能だ。

なお、データ連携基盤として、アステリア株式会社の「ASTERIA Warp」(アステリア ワープ)が採用されている。

アステリア、IIJのクラウドデータプラットフォームサービスのデータ連携基盤として「Warp」が採用
「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」と「ASTERIA Warp」の関係を表した図

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