インフォコム株式会社は、IoTを活用した温度管理サービス「データウオッチ」の新バージョンの提供を開始した。
「データウオッチ」は、主に食品の安全管理のため、冷蔵機器内に設置したIoTセンサを利用し、温度データの自動収集や温度異常の自動通知を行うIoTサービスだ。
今回の新バージョンでは、ユーザビリティ向上と、湿度センサ対応やタグ機能などの新機能が追加された。
今回のバージョンアップにより、食品を扱う事業者だけでなく、定温倉庫、医療施設、美術館などの多様な温湿度管理ニーズに対応できるようになった。
主な新機能と改良点
湿度センサ対応
これまでの温度、中心温度センサに加え、湿度センサにも対応。食品安全管理に加え、サーバールーム、倉庫分野における貴重品の保管、医療分野における医薬品の保管などでの活用が見込まれる。
タグ機能(センサーのグループ表示機能)の追加
温度センサと湿度センサをグループ分けする「タグ機能」を新たに追加。複数のセンサを1つのタグにまとめることで、一括での検索や設定変更が可能になり、大規模施設での運用を効率化する。
異常通知先を自由に設定可能に
異常発生時の通知について、従来各センサに設定できる通知先は1つまでだったが、新バージョンでは、センサ毎やタグ毎に複数の通知先(最大50)を設定できるようになった。これにより、大規模施設で複数の管理者がいる場合や、テナントビルなどでの運用にも対応する。
管理コンソールを全面リニューアル
管理コンソールの画面設計を一新。温湿度センサと中心温度センサの閲覧画面を分離するなど、1つの管理コンソールで複数のセンサデータを、より見やすく操作性の高いUIで利用することができる。(トップ画イメージ)
小規模から利用できる低価格プランの新設
1拠点のみ導入、PoC・テスト導入にも利用しやすいプランを開始。従来50センサから利用が可能であったが、5センサから申込みが可能となった。
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