ソラコム、ローコードでIoTアプリケーションが開発できる「SORACOM Flux」が認証ヘッダーに対応

株式会社ソラコムは、IoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、2025年1月24日よりWebhookアクションが認証ヘッダーに対応することを発表した。

これにより、「SORACOM Flux」で作成したIoTアプリケーションを、自社システム、AWSの各サービス、SaaSなどに連携可能になる。

「SORACOM Flux」は、IoTシステムの自動化を目的としたローコードIoTアプリケーションビルダーだ。デバイスから送信されたセンサデータやカメラから送信された画像に対して、ルールを適用し、複数のデータソースや生成AIを組み合わせて分析・判断することで、その結果をIoTデバイスの制御に反映させるIoTアプリケーションを、ローコードで構築できる。

例えば、センサやカメラなどのIoTデータを元にした通知システムや、生成AIモデルによる分析を組み合わせた検知システムなどのIoTアプリケーションの構築が可能だ。

ソラコム、ローコードでIoTアプリケーションが開発できる「SORACOM Flux」が認証ヘッダーに対応
IoTアプリケーション構築時の画面イメージ

今回、「SORACOM Flux」のWebhookアクションで、SORACOMの認証情報ストア上の認証情報をもとに、認証ヘッダーを作成できるようになった。

これにより、AWS Signature V4(AWS SigV4)、Basic認証、Bearerトークン、Bearerトークン(JWT)の4種類における認証を自動化することができる。

これらの認証は、AWSを含む多くのSaaSのAPIで利用されており、「SORACOM Flux」上で加工されたIoTデータをAPIを通じてAWSやSaaSと連携できる。

例えば、設備の監視・メンテナンスシステムにおいて、センサから得た電圧や稼働データ、カメラ映像などを「SORACOM Flux」で生成AIを用いて状況を分析し、その結果を既存の管理システムやSaaSに自動で入力することができる。

こうした機能により、既存のシステムやSaaSにAI機能を持たない場合でも、生成AIが処理した結果を連携することが可能だ。

なお、この機能が追加されたプランは2025年3月より適用されるが、先行して2025年2月までの間、「Freeプラン」として生成AIモデル利用に必要となるクレジットが毎月1,500クレジット利用することができるとのことだ。

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