株式会社ソラコムは、同社が提供するIoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、利用できる生成AIモデルに、OpenAIおよびAzure OpenAIの最新モデル「GPT-4.1」シリーズに対応しと発表した。
「SORACOM Flux」は、IoTシステムの自動化を目的としたIoTアプリケーションビルダーだ。
センサやカメラなどのIoTデータをインプットし、通知システムや生成AIモデルによる分析を組み合わせ、現場の業務や設備管理を効率化するアプリケーションを、ソフトウェア開発の専門知識がなくてもブラウザ上で構築することができる。

今回のアップデートにより、OpenAIおよびAzure OpenAIが提供する最新モデル「GPT-4.1」「GPT-4.1-mini」「GPT-4.1-nano」に対応した。
GPT-4.1は、高精度な自然言語理解と複雑な文脈処理に優れたモデルで、IoTアプリケーションにおける高度な分析や判断に活用することができる。
加えて、GPT-4.1-miniおよびGPT-4.1-nanoは、応答速度とコスト効率に優れマルチモーダルな処理も可能な軽量モデルで、リアルタイム性が求められるユースケースや、センサデータのスクリーニングといった定型処理において、コストを抑えながら柔軟に運用することができるとのことだ。
なお、「SORACOM Flux」はOpenAIモデルに加え、Googleの「Gemini 2.0 Flash」「Gemini 2.0 Flash-Lite」や、Amazon Bedrock上の「Anthropic Claude 3.7 Sonnet」にも対応しており、複数のモデルを用途に応じて使い分けることが可能だ。
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