TwinSense株式会社と株式会社センチュリーアークスは連携し、人や車の動きをリアルタイムにスマート解析するIoTソリューション「EdgeSmart Technology」を開発し、2025年内にサービス提供開始予定であることを発表した。
「EdgeSmart Technology」は、光のコントラスト変化(動き)を捉えるイベントセンサ及びRaspberry Pi 5を集積したエッジIoT機器「EdgeBX(エッジボックス)」内でAIを含む処理を行い、クラウド連携でサービスとして運用するIoTサービスプラットフォームソリューションだ。
生物の脳の神経細胞の働きに着想を得たコンピューティング技術である「ニューロモフィックセッシング・コンピューティング」を活用しており、消費電力や通信コスト及び必要ストレージ量を低減することが可能となる。
これにより、消費電力やリアルタイム性の問題に加え、ネットワークカメラとクラウド処理の組み合せでの通信帯域の圧迫や、ストレージの増大、さらにプライバシーへの懸念といった課題を軽減する。

想定される活用シーンとしては、交通量・渋滞分析、人流・行動分析、高齢者・患者異常検知、増水・落石検知、カウント・動き分析などが挙げられている。
今後は、エッジ機器の開発をセンチュリーアークスが、組み込みソフトウエアとクラウド構築をTwinSenseが担当し、各分野の主要サービスサプライヤーと連携してサービス提供を行う予定だ。
最初のサービスは2025年内に開始を予定しており、事業拡大のために各分野のサービスサプライヤーとの連携を計画しているとのことだ。
なお、試験機は、6月11日よりパシフィコ横浜で開催される「画像センシング展2025」のセンチュリーアークスのブースにて参考展示し、体験いただける機会を提供する。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。