株式会社ソラコムとJENESIS株式会社は共同で、位置情報、環境センシング、BLEビーコン通信など、IoTに必要な基本機能を1台に集約したIoTデバイス「GPS + Beacon Edge Unit SORACOM Edition」を開発した。
この製品は、GPSおよびQZSS(準天頂衛星システム)による位置情報の取得や、温度・湿度の環境センシング、加速度センサ、BLEビーコンの送受信といった機能を搭載したIoTデバイスだ。
通信には、省電力かつ広域通信に適したLTE-M(LTE Cat.M1)に対応しており、電源を入れるだけですぐに利用を開始することができる。
給電はDC給電とUSB給電のほか、1,500mAhのバッテリーを内蔵しているため、電源確保が難しい現場でも運用することが可能だ。また、外部アンテナ接続(GPS、LTE)にも対応しており、受信性能の向上を計ることができる。
導入後も、複数台の設定を円滑に変更・管理できる設計となっているほか、SORACOMのデータ収集・蓄積機能、ダッシュボード作成・共有機能やアラート通知機能を活用することができる。
収集されたデータは、自社システムやクラウドとも連携でき、さまざまな業務環境への統合も可能だ。
ユースケースとしては、営業車や作業員のトラッキング、荷物や農作物の輸送時における温湿度管理、衝撃検知、現場での出退勤記録、見守り用途などが挙げられている。
なお、同製品は、2025年7月16日よりSORACOM IoTストアにて予約を開始し、8月後半から9月上旬に出荷される予定だ。
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