QuantumCore、エッジAI異常検知ソリューション「VADQore」が生成AIと連携

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株式会社QuantumCoreは、エッジAI異常検知ソリューション「VADQoreシリーズ」において、生成AIとの直接連携を可能にする「MCPサーバー機能」と、データ転送技術「QoreConnect」の2つの新機能を実装した。

「VADQore」は、クラウドレスでのAI学習・推論を可能にするスタンドアロン型エッジAIデバイスだ。AIや機械学習の技術の一つである物理学由来のリザバーコンピューティング技術を活用しており、数秒の「正常データ」から異常を捉えるAIモデルを自動生成できる。

今回追加された「MCPサーバー機能」では、OpenAI、Gemini、Claude DesktopなどのLLMと直接連携することができ、現場データを自然言語で問い合わせることが可能になった。

例えば、「今日のラインごとの稼働状況は?」「不良率が上がっているラインはどこ?」といった質問に、AIが回答する。

QuantumCore、エッジAI異常検知ソリューション「VADQore」が生成AIと連携
MCP対応でオンデバイスで生データを学習判定し、MCPにより各種LLMより制御が可能に

一方、「QoreConnect」は、独自のリザバーコンピューティング技術を活用することでバッファリングが不要となり、リアルタイム性を保持する。

さらに、複数のセンサーからのデータ転送でもネットワークの転送量は一定に保たれるため、通信コストを抑えつつ、工場全体のセンサ情報を一元管理することが可能になる。

QuantumCore、エッジAI異常検知ソリューション「VADQore」が生成AIと連携
リザバーコンピューティングによるカオス同期技術では、複数ch入力になってもレイテンシー無しで送信帯域は一定に保たれる。

導入効果としては、エッジでの学習・推論によって、ネットワーク遅延することなく10秒程度の振動データから異常を検知・判断できるという、即時性の向上が挙げられている。

また、自然言語でのAI対話により、新人でもベテランと同等の設備管理が可能となるほか、「QoreConnect」による効率的なデータ転送により、多台数のセンサー導入におけるコスト削減と管理負担の軽減に寄与するとのことだ。

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